信州長和町にある不動滝、画像左端の小さな石像が滝名のいわれの不動明王です。
冬は滝が結氷する寒さ、お不動さんは青色の毛糸の帽子を被せてもらっています。
不動滝への林道沿いには、春に花を咲かせる山野草がにぎわい始めました。
トウダイグサ科のナツトウダイ、名には “夏” を持ちますが、今が花の時期です。
マルミノウルシと同様、葉の縁にギザギザ(鋸歯)はなく、子房もすべすべです。
違いは腺体の形で、マルミは楕円形、ナツは三日月形で先が細く尖ります。
春の清流沿いにキンポウゲ科のニリンソウが咲き始めました。
今は一株に1輪しか咲かせていませんが、これから2輪、時には3輪を咲かせます。
深山清流に育ち清楚な白花を咲かせるワサビです。
アブラナ科ワサビ属で、花を見ると色は違いますがナノハナに似ています。
今年はあちらこちらで見るスミレ科のヒカゲスミレです。
陽があたると株全体の白毛がキラキラと光り、白い花の側弁にも毛があります。
黄色の苞葉のニッコウネコノメ、沢沿いは様々なネコノメソウで賑わいます。
この日はネコノメソウ、ツルネコノメソウ、イワネコノメソウにも出会いました。
春の沢沿いでお馴染みのナス科のハシリドコロ、夏には枯れる春植物です。
有毒植物で、食べると撹乱して走り回るということからの “ハシリ” です。
ケシ科のヤマエンゴサク、青紫色の花で、花弁の後ろの大きな距が特徴的です。
似た仲間は2,3ありますが、花色、花の大きさ、苞の形などで見当をつけます。
林道脇の崖に赤紫色の花を咲かせた木が目に留りました。
当地では一般的なトウゴクミツバツツジにしては花が早めです(標高約1000m)。
雄しべを数えると5個、こちらに移り住んで始めて見たミツバツツジです。
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