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のぐケーンのぶろぐ

種から育ったカタクリ

2022年04月23日 | 自然

種がこぼれて発芽した株が7~8年ほどかかって花を咲かせます。
今年は4株が花を開き、1株が蕾で終わり、5株が新たに芽を出しています。


朝7時頃の花は、花弁の先端がやや開き気味に閉じています。
蕾の花では、花弁の先端も閉じています。


8時になると花弁が開き、上側に反り返ります。
中央の花は紫色の葯に白っぽい花粉を出し、昆虫を迎える準備が整いました。


開花株の下には、種から芽を出したばかりの株が陽を浴びて育っています。
順調に育てば、6~7年後には花を咲かせますが、なかなか育ってくれません。


上中旬に咲いた花、今年は実を結ぶでしょうか。
受精していれば子房が膨らみ始めますので、しばらくは注目です。


実を結ぶと、アリがご馳走(エライオソーム)を求めて種子を巣穴に運びます。
左のアリが食いついている白っぽい部分のみが食べられ、種子は捨てられます。
我が家のカタクリの場所は狭く、アリの巣の周囲はカタクリの生育に適しません。
捨てられた種子が芽を出すと株の範囲が広がるのですが、現状はこぼれ種頼みです。


2014年10月に種子をまいて、2017年5月にこの場所に植えたシラネアオイです。
大きな株になり、今年の花の数は白花の株が7個、紫花の株が12個でした。


種をまいたおぼえはないのですが、レンプクソウが花を咲かせました。
花は横向きに4個と上向きに1個の5個を咲かせるので、別名ゴリンバナです。


狭い庭のいたるところに種が落ち、芽を出して花を咲かせるオキナグサです。
今や自然界では絶滅危惧種なのですが、日当たりの良い場所が大好きな植物です。


今年の3月16日に種をまいたオオアカバナが本葉を出し始めました。
この種も絶滅危惧種ですが、栽培すると元気がよく、まいた年に花を咲かせます。

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