そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



わたしは、ダニエル・ブレイク [Blu-ray]
クリエーター情報なし
バップ


キネ旬の2017年外国語映画ナンバーワンに選ばれた作品。
観ていなかったのでBlu-ray鑑賞。
その感想。

これはアカンやつ。
星4つ。★★★★
これはアカン。

スパッとシンプルに説明しちゃうと、「貧困」の話だ。
もう、映画というよりほぼドキュメントだ。
イギリスの貧困の現実と、それを救うはずのセーフティネットがいかにクソかを描いた映画。
これが本当にアカン話で、腹立つわ、可哀想だわ、救いがないわで、本当にアカン。
日本より先に斜陽した国イギリスの現実が、日本にオーバーラップして、日本にも近い将来、このような悲惨な貧困層が生まれ、このような悲惨な現実に直面するのではないかと恐怖する映画だった。
いや、近い将来の話ではなく、すでに起こっている現実なのかも知れない。
ここまでクソに描かれた役所は初めて観た。
イギリスの福祉制度の「ザ・お役所仕事ぶり」に怒りが沸騰し、あきらめに涙する映画だ。
これが現実だとしたらイギリスはもう終わっている。

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