束縛スル里 その5
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ユリカは余計なことをするなと、信繁を殴りつける。
信繁は、「この崖は深いけれど、所々に木がはえていたりするから、それにひっかかると死にきれずに何日も苦しみ続けるよ。」と諭す。
「それに僕を殴るくらいの気力があれば、君は生きて行ける」と言うと、ユリカはハッとしたようだ。
「僕はユリカちゃんにはこれからも生きていて欲しいと思う。
だって僕はユリカちゃんが好きだから・・・」
その時満月が現れた。
宿に残った面々は、楽しく料理を味わうが、満月が現れて幻の廃村とはここのことだと言う。
そして満月は腐った肉の塊となって消失し、一同は今賞味していたものは、Xの死体だったことに気づいた。
食べ物だけではなく、今いる場所も荒廃し尽くした廃墟に変わっている。
ペケ蔵の指示で皆は連絡を取る方法を探すことになったが、ネズ一人だけは信繁を捜すと出て行った。
場面は信繁とユリカに戻る。
信繁が体当たりすると満月は唐黷スが、ついでに首が離れて転がって行く。
そして満月の身体も首も消え失せたが、その時ネズが現れた。
ネズは館での出来事を語り、ともあれ皆と合流しようということになった。
そこへ鎌と鉞を携えた二人の男が現れ、選択肢25「木の棒を拾う」「金属の棒に向かって走る」の二択となるが、このあたりからはどちらを選択しても、50%の確率で死ぬらしい。
とりあえず、木の棒で進めると、死んだよ。
では金属棒を拾いに走るでは?と進めるとはOK、これはこちらが正解ということではなく、二分の一で当たったということなのだろう。
館に戻ったが、ペケ蔵達が電話を借りようと民家に入ると、武器を持った人々に襲われて借りられなかった、とのことである。
あたりは荒廃し尽くしていて、動くものは全てゾンビ状態らしい。
結局、ここは早々に脱出すべきと相談が纏まり、駐車場にバスがあるかを確認することとなった。
ここで又選択肢26、「伸びをした」「靴紐」である。
「伸びをした」では首チョンとなったが、襲ったのはペケ蔵とFMSだった。
「靴紐」でやり直し。
選択肢27、「退路を確保すべく」「ネズと共に活路を」では、ネズと共にペケ蔵とFMSと対峙、唐キことが出来た。
選択肢28は、「ひとこと言ってやろう」「いや、油断するのは良くない」で、今回も2の「いや、油断するのは良くない」としてみた。
これは失敗で、「ひとこと言ってやろう」で再スタート、
選択肢29は「一度後退しよう」「かまうものか」で、「一度後退しよう」でOK。
ペケ蔵を唐オ、ネズもFMSと満月を撃ち唐オた。
その後、何度でも復活するゾンビ対策として、信繁は胸に杭を打ち込むという方法を提案し、信繁、ネズ、一磋の3人で試してみることになった。
まずFMSには胸に杭を挿し、ペケ蔵は脳や内臓を全て掻き出す、満月は葉っぱや木の枯れ枝で燃やしてしまうと焼き鳥のうまそうな匂いが立ちこめる。
Xは重しをつけて水葬である。
残虐の限りを尽くす殺し方で、これではどちらがゾンビなのかわからん・・・
しかし、死体は全て消えてしまった・・・
雑草が生い茂った駐車場には、バイクもバスもあったし、バイクはエンジンもかかる。
しかし・・・ バスの鍵がない・・・
突然まつ香が現れ、バスの鍵はここにあると言い出した。
そして発進しようとした一磋を拳銃で撃つ。
まつ香はゾンビとなった由来を語るが、ネズは彼らの弱点を見抜き、満月のように火で燃やすと復活しないと話す。
信繁はバイクのエンジンをかけ、そのまままつ香に突っ込み、まつ香の上に唐鼾桙セ。
そして、タンクの蓋を開けガソリンをこぼして火をつけた。
燃えて消えて行くまつ香、その時ネズが告白する。
「俺も感染しているんだ・・・」
朽ち果てて消えて行くネズに、信繁は感謝の言葉を述べた。
ここでシーンは、我田引水編の冒頭と同じ、橙乃に飛ぶ。
橙乃は交通事故で死に、信繁は死ぬために満月のツアーに参加し、里に入った。
そしてユリカが佇んでいたあの崖の前で、一歩前に踏みだそうとすると、ネズの声が頭に浮かぶ。
「生きていてくれ・・・」
しかし信繁は前に踏み出した・・・
束縛スル里 その6へ続く