ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年1月26日。水たまり

2021-01-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年1月26日。気温が上がり道路のあちこちに水たまりができています。

 ミンスクの地下鉄は2020年の乗車客の数が前年と比べて20万人も減少したと発表しました。それはコロナウイルスのせいで在宅ワークや遠隔学習が増えたから・・・と思われますが、もっと大きな理由は、反政府デモ参加者が大勢地下鉄駅に入ってくるのを防ぐために地下鉄の多くの駅を閉鎖したからです。もちろん毎日ではありませんでしたし、全駅ではなかったのですが、せっかく第3線が開通したのに、地下鉄が利用できないので、外出をあきらめる人やバスやタクシーを利用する人が増えたからです。

 

 刑務所でハンストを続けていたロシク氏はハンストを中止すると発表しました。ロシク氏を応援しようと、自分もハンストに入る支持者が大勢出てきたので、巻き込むわけにはいかないと思ったそうです。自分と一緒にハンストはしないでほしい、と言っていたようなのですが、弁護士もなかなか接見できない状態で、結局自分がハンストをやめたら、支持者もご飯を食べ始めるようになるだろうと判断したようです。

 それにしても41日間何も食べずにいて、死んでしまったりしたらどうしようと思っていたので、ちょっと安心しました。

 ちなみにベラルーシの刑務所の食生活はかなりひどい(栄養バランスはない。量も少なすぎる)そうで、しかも「コロナ感染を防ぐため」という理由から、差し入れが禁止になってしまいました。それまでは週に一回差し入れを受け付ける日が刑務所ごとに決まっていたので、家族や友人、支援者からお菓子や果物、チーズなどの差し入れがもらえていたのですが、それもなくなったので、監房の中に大勢収監されている人たちの健康状態は悪化していると思います。

 刑務所内でコロナの集団感染が起こっているという噂も聞きますが、正式な報道はありません。やっと刑期を終えて出所したら、コロナウイルスに感染しているからとそのまま病院へ直行する人もいるようです。

 


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