2022年6月25日。ベラルーシは28度に気温が上がりました。
今日、早朝4時ごろロシア空軍機がベラルーシからウクライナ領内へ飛行し、ジトーミル州の軍事施設にミサイル24発を発射しました。後にこの数は約30発に訂正されました。
被害状況は調査中ですが、死傷者が少なくとも2人はいるようです。
またチェルニヒウ州デスナ村も再びミサイル攻撃を受けました。
ウクライナ軍の情報によると、ミサイルのほとんどはベラルーシ領内から発射されたようです。
村での爆発音はチェルニヒウ市内でも聞こえたそうです。
死傷者はいません。
4時10分にペトリコフスキー地区の上空から(空中から)ミサイルが発射されたという報道や、スべトラゴルスク、ナロブリャ、モズィリでもミサイル発射が記録されたという情報もあります。
ロシア南部のノボロシースクにある正教会でミサを行っていたキリル総主教が、自ら信者にふりかけた聖水が床に落ちて濡れやすくなっていたところですべって仰向けにころびました。
その様子を撮影した動画がネット上で見られます。
ウクライナ侵攻を支持する発言をし、西側からの制裁対象にもなっている総主教。罰が当たったとか、神に見放されているのがここに現れているとかネット上ではいろいろ書き込まれています。周囲にいた聖職者の方々、びっくりしたでしょうね。怪我をしてなくてよかったです。
イギリス国防省は今日、侵攻作戦を統括してきたアレクサンドル・ドボルニコフ総司令官が更迭されたとの情報を確認しました。2ヶ月ほどの任務でしたね。
ルハンシク州のセベロドネツクがロシアの占領下に入ったと市長が述べました。
ベラルーシ大統領とロシア大統領が対面会談中です。昨日のベラルーシ側の報道でベラルーシ大統領が、「明日は非常に真剣な協議が行われる。」と発言したので、もしかしてベラルーシ軍がロシア軍に合流?などと心配していましたが、今のところ、両国から肥料をどのようにして世界市場に出すかという協議が行われているようです。
ウクライナ検事総長は、クリミアで高級官僚の立場にあったウクライナの元議員による違法行為の捜査中、キーウの事務所での家宅捜索でウクライナの青銅器時代と中世の歴史的遺物を発見したと発表しました。
押収したのは剣やサーベル、かぶと、つぼ、コインなど6000点を超える遺物で、その一部はクリミアの複数の博物館からの盗難品とみられ、推定価値は数百万ドルだそうです。
このいきさつですが、おそらくクリミアにあった複数の博物館に、歴史的な価値のある所蔵品が収められていた。
2014年にロシアがクリミアを実効支配。そこで高級官僚の立場にあったということは、ウクライナ人でも親ロシア派でしょう。その人がクリミアの博物館から所蔵品を持ち出し、キーウにある事務所に隠した。6000点を超える遺物を隠せるなんて、すごく広い事務所なんですね。
この元議員がウクライナ人なので、ロシアに持っていかれないように、クリミアの貴重な遺物をキーウの自分の事務所で保管していたのでは?と思う人もいるでしょうが、そんな義心あふれる行為をしたのなら、どうしてウクライナ政府に、「私が大事に保管しています。ウクライナの文化を守り抜きます。」と言わなかったのか疑問です。
誰にも(政府にも)言わずにこっそり保管するのは、何か別の意図があるのではと疑われても仕方ありません。
ウクライナの文化情報相は「ウクライナ史上最大の違法コレクションだ。ロシア大統領が奪おうとしている私たちのアイデンティティーと文化を、戦時下において取り戻したのは象徴的だ。」と述べました。
この発言についても、元議員がロシアの大統領の司令によって遺物を隠していたわけではないので、適切ではないという指摘がありますね。
また文化情報相はロシアが占領しているメリトポリの博物館から「スキタイの黄金」と呼ばれる財宝コレクションが盗まれた件についても現在調査中だと説明しました。
「ロシアはわが国を破壊し、国民を殺害するだけでは飽き足らず、歴史まで盗もうとしている」
と非難しました。
こちらは実際に今ロシアが占領している地域にある博物館の所蔵物が行方不明になっているわけです。
第二次世界大戦のときには、ナチスドイツ軍がロシアの美術館から貴重な美術品のほか、金や琥珀を盗みました。いまだに行方不明になっているものも多いです。
そのときには当然、通り道だったベラルーシでもナチスドイツ軍が様々な財宝を盗んでいきました。
その中でも代表格なのは、エフロシンニヤ・ポーラツカヤの十字架です。金と銀と宝石で飾られており、海がないベラルーシであるにも関わらず真珠も使われています。1161年に作られ、金額はつけようがないベラルーシの国宝だったのですが、ドイツのどこかにあるのかいまだに全く分かりません。
ベラルーシが独立した後の1997年にそっくりのレプリカが制作され、今はそのレプリカがポーロツクの教会に収められています。
とにかく戦争が起こると、貴重な美術品や国宝も行方不明になる可能性が高くなるということだと思います。
今日、ロシア大統領と対面会談をしたベラルーシ大統領ですが、
「リトアニアによるカリーニングラードの孤立(リトアニア経由の陸上輸送の停止)は事実上の宣戦布告である。ロシアからベラルーシを通ってカリーニングラードへ輸送するルートを停止する計画に関する情報が増えているが、これもある種の戦争宣言に似ている。現状ではベラルーシは受け入れられないことだ。」
とロシア大統領に述べました。
そしてロシア大統領はベラルーシ大統領に
「イスカンデルMミサイル・システムをベラルーシに配備する。」
と約束しました。弾道ミサイルと巡航ミサイルの両方で、通常型と核型の両方が搭載できるそうです。
また、ロシア大統領はベラルーシですでに運用されているSu-25機をロシアの航空機工場で改修し、飛行要員の訓練を開始する用意があると発言。
同盟国として結束を固めようとしているようです。
ただ、イスカンデルミサイルをベラルーシに配備するのは、ベラルーシからウクライナを狙うというより、EUから(特にポーランドから)攻撃されないように威嚇するためだけの配備である気がします。
今日、早朝4時ごろロシア空軍機がベラルーシからウクライナ領内へ飛行し、ジトーミル州の軍事施設にミサイル24発を発射しました。後にこの数は約30発に訂正されました。
被害状況は調査中ですが、死傷者が少なくとも2人はいるようです。
またチェルニヒウ州デスナ村も再びミサイル攻撃を受けました。
ウクライナ軍の情報によると、ミサイルのほとんどはベラルーシ領内から発射されたようです。
村での爆発音はチェルニヒウ市内でも聞こえたそうです。
死傷者はいません。
4時10分にペトリコフスキー地区の上空から(空中から)ミサイルが発射されたという報道や、スべトラゴルスク、ナロブリャ、モズィリでもミサイル発射が記録されたという情報もあります。
ロシア南部のノボロシースクにある正教会でミサを行っていたキリル総主教が、自ら信者にふりかけた聖水が床に落ちて濡れやすくなっていたところですべって仰向けにころびました。
その様子を撮影した動画がネット上で見られます。
ウクライナ侵攻を支持する発言をし、西側からの制裁対象にもなっている総主教。罰が当たったとか、神に見放されているのがここに現れているとかネット上ではいろいろ書き込まれています。周囲にいた聖職者の方々、びっくりしたでしょうね。怪我をしてなくてよかったです。
イギリス国防省は今日、侵攻作戦を統括してきたアレクサンドル・ドボルニコフ総司令官が更迭されたとの情報を確認しました。2ヶ月ほどの任務でしたね。
ルハンシク州のセベロドネツクがロシアの占領下に入ったと市長が述べました。
ベラルーシ大統領とロシア大統領が対面会談中です。昨日のベラルーシ側の報道でベラルーシ大統領が、「明日は非常に真剣な協議が行われる。」と発言したので、もしかしてベラルーシ軍がロシア軍に合流?などと心配していましたが、今のところ、両国から肥料をどのようにして世界市場に出すかという協議が行われているようです。
ウクライナ検事総長は、クリミアで高級官僚の立場にあったウクライナの元議員による違法行為の捜査中、キーウの事務所での家宅捜索でウクライナの青銅器時代と中世の歴史的遺物を発見したと発表しました。
押収したのは剣やサーベル、かぶと、つぼ、コインなど6000点を超える遺物で、その一部はクリミアの複数の博物館からの盗難品とみられ、推定価値は数百万ドルだそうです。
このいきさつですが、おそらくクリミアにあった複数の博物館に、歴史的な価値のある所蔵品が収められていた。
2014年にロシアがクリミアを実効支配。そこで高級官僚の立場にあったということは、ウクライナ人でも親ロシア派でしょう。その人がクリミアの博物館から所蔵品を持ち出し、キーウにある事務所に隠した。6000点を超える遺物を隠せるなんて、すごく広い事務所なんですね。
この元議員がウクライナ人なので、ロシアに持っていかれないように、クリミアの貴重な遺物をキーウの自分の事務所で保管していたのでは?と思う人もいるでしょうが、そんな義心あふれる行為をしたのなら、どうしてウクライナ政府に、「私が大事に保管しています。ウクライナの文化を守り抜きます。」と言わなかったのか疑問です。
誰にも(政府にも)言わずにこっそり保管するのは、何か別の意図があるのではと疑われても仕方ありません。
ウクライナの文化情報相は「ウクライナ史上最大の違法コレクションだ。ロシア大統領が奪おうとしている私たちのアイデンティティーと文化を、戦時下において取り戻したのは象徴的だ。」と述べました。
この発言についても、元議員がロシアの大統領の司令によって遺物を隠していたわけではないので、適切ではないという指摘がありますね。
また文化情報相はロシアが占領しているメリトポリの博物館から「スキタイの黄金」と呼ばれる財宝コレクションが盗まれた件についても現在調査中だと説明しました。
「ロシアはわが国を破壊し、国民を殺害するだけでは飽き足らず、歴史まで盗もうとしている」
と非難しました。
こちらは実際に今ロシアが占領している地域にある博物館の所蔵物が行方不明になっているわけです。
第二次世界大戦のときには、ナチスドイツ軍がロシアの美術館から貴重な美術品のほか、金や琥珀を盗みました。いまだに行方不明になっているものも多いです。
そのときには当然、通り道だったベラルーシでもナチスドイツ軍が様々な財宝を盗んでいきました。
その中でも代表格なのは、エフロシンニヤ・ポーラツカヤの十字架です。金と銀と宝石で飾られており、海がないベラルーシであるにも関わらず真珠も使われています。1161年に作られ、金額はつけようがないベラルーシの国宝だったのですが、ドイツのどこかにあるのかいまだに全く分かりません。
ベラルーシが独立した後の1997年にそっくりのレプリカが制作され、今はそのレプリカがポーロツクの教会に収められています。
とにかく戦争が起こると、貴重な美術品や国宝も行方不明になる可能性が高くなるということだと思います。
今日、ロシア大統領と対面会談をしたベラルーシ大統領ですが、
「リトアニアによるカリーニングラードの孤立(リトアニア経由の陸上輸送の停止)は事実上の宣戦布告である。ロシアからベラルーシを通ってカリーニングラードへ輸送するルートを停止する計画に関する情報が増えているが、これもある種の戦争宣言に似ている。現状ではベラルーシは受け入れられないことだ。」
とロシア大統領に述べました。
そしてロシア大統領はベラルーシ大統領に
「イスカンデルMミサイル・システムをベラルーシに配備する。」
と約束しました。弾道ミサイルと巡航ミサイルの両方で、通常型と核型の両方が搭載できるそうです。
また、ロシア大統領はベラルーシですでに運用されているSu-25機をロシアの航空機工場で改修し、飛行要員の訓練を開始する用意があると発言。
同盟国として結束を固めようとしているようです。
ただ、イスカンデルミサイルをベラルーシに配備するのは、ベラルーシからウクライナを狙うというより、EUから(特にポーランドから)攻撃されないように威嚇するためだけの配備である気がします。