ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

第7回 体調と対策メモ  記憶

2014-11-11 |   体調と対策メモ
 体調と対策メモの続報が届きました!
 長い期間をかけて、対策方法を講じている方からの貴重な情報です。
 ぜひご覧ください。
 この方がただ体にいいと思われることを片端から試しているのではなく、とても論理的に考えたうえで対策をしていることに注目していただきたいです。

 今までの体調と対策メモはこちらにまとめてあります。 

 

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 こんにちは、以前、「体調と対策メモ」をお送りしたものです。
 その後、試した健康対策をご報告します。


○記憶力の減退について

 震災後、しばらくして、わたしは一時期、突然、本が読めなくなりました。
 本を読んでも、字や文章がまったく頭に入ってこなくなったのです。
 これは、本当にあわてました。

 何が原因かわからないまま、まずは絵本のような字の大きい本から、「本を読む練習」を始めました。
 詩集、エッセイ、ビジネス書と、だんだん字の小さい本が読めるようになり、半年で以前よりゆっくりな速度ですが、なんとか本が読めるようになりました。
 しかし、それでも小説を読むとなかなか読めません。これは、どうしてだろう、どうしたものかと思っていました。

 やがて、わたしは、自分の能力のなかで何が衰えたのか、理解しました。
 短期記憶です。
 短期記憶が衰えているので、小説を読み進めながら2ページ前、3ページ前に何が書いてあったかを忘れてしまうから頭の中で文章を繋げることができなくて、何度も何度もページを戻らないと読めなくなってしまっているのだと気が付きました。

 それで、短期記憶をつかさどっているものは何かと調べたところ、脳内の海馬という部分があり、そこで重要な役目を担っているミネラルは亜鉛だと知りました。
 そこで、亜鉛を含んだ食品を積極的に摂取することにしました。

 亜鉛を含んだ安全な食品は、ココアとビール酵母です。
 ココアは、亜鉛に加えて、鉄分やペクチンも含まれています。
 ビール酵母もさまざまなミネラル、ビタミンを含んでおり、さまざまな効能があります。食品で摂取するならこのふたつがおすすめです。

 わたしは、亜鉛のサプリメントも摂取するようにしました。
 しかし、亜鉛は過剰症がありますから、摂りすぎは禁物です。一日の摂取量は守らないといけません。
 また、能率的な摂取も必要です。亜鉛は、鉄と体内で拮抗するため、サプリメントとして同時に亜鉛と鉄を摂取するとじゅうぶんな効果が得られないと知りました。
 それで、亜鉛サプリは朝、鉄サプリは夜、というふうにサプリメントの摂取時間を変更しました。

 亜鉛サプリを毎日飲み、本を読む練習を続けていると、本を読む速度もかなり上がってきました。
 まだ、細かい字の本は読めませんが、かなり回復してきたことを喜んでいます。

 亜鉛は、人間の免疫力などにも重要な役割があるようです。
 また、味覚を正常に保つ効果があり、味覚が感じられなくなっている時は、亜鉛が不足しているサインであることが多いようです。
 その他にも、成長促進効果、抜け毛予防、ホルモンの調整や血糖値を下げる効果、生殖機能維持、血圧降下、アルコール分解作用などがあるようです。

参考 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/zinc-zn/


○シナモンについて

 初期の報告でも、シナモンの効果についてご報告しましたが、はやり、手がしびれたり、神経の痛みにはとても効果があります。
 ココアなどにたっぷりシナモンをいれて飲むと、軽い神経の痛みやしびれには、すぐに効果が感じられます。
 また、血糖値を下げたり、毛細血管を修復して心筋梗塞などの予防にもなるようです。クエン酸に蜂蜜を加え、レモネード風ドリンクをつくるときに、シナモンを加えてもおいしいです。
(シナモンはチャイナシナモンよりセイロンシナモンのほうが、肝臓に負担がかからないようです。たくさん摂取したい方は、ぜひセイロンシナモンをさがしてください)


 今回の報告は以上です。
 体調との付き合いは、いつも一進一退と言う感じですが、体調対策を生活のなかに取り入れつつ、毎日こつこつとがんばっています。おなじような症状で悩んでいるのお役にたてれば、嬉しく思います。これからもがんばります。