「あいかわらず」は変化がなくてよくないこととして言われます。そうでしょうか。
去年が苦しい年であったことの全ては「あいかわらず」が破壊されたことによるものでした。私は凡々としてよくないように言われる「あいかわらず」こそ大切なことだと思っています。その意味で今年が「あいかあわらず」の年であってほしいと思っています。
私が「あいかわらず」何をするかというと、分析と執筆です。分析は各地のシカやタヌキの糞、フクロウの巣材に含まれるネズミなどです(こちら)。分析とは少し違いますが、若い頃に集めた大量のシカの標本を東大の博物館に置いているのですが、その整理をしています。後の人が使えるようにしないといけないので、整理してラベルをつけ、一覧表を作ります。この作業を始めて5年ほど経ちますが、まだ終わりません。しばらくは「あいかわらず」東大に通います。
執筆は若い頃に調べて論文にしていないものがあるので、それを論文にすべく執筆しています。今は投稿がデジタル化して、年寄りにはやりにくくて困りますが、なんとか乗り越えながらゆるりゆるりと、しかし休むことなく「あいかわらず」書いています。去年は3冊の本と20ほどの論文を書きました(こちら)。