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自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

仙川のタヌキ、夏の食べ物

2020年10月01日 | 標本
映像記録をとっていた仙川のタヌキが土管の利用をやめました。子供が大きくなったためのようで、その後、おそらくその子ダヌキらしい映像が撮影されましたが(こちら、その情報は限定的になりました。映像だけでなく、ためフンが5、6箇所あったのですが、7月以降は新しいフンも見つからなくなりました。ただ9月27日に訪問した時、新しいフンが2つ見つかりました。それを分析したところ、1つにはたくさんのエノキの種子が含まれていました。

エノキの種子

都会のタヌキが何を食べているかを知るのは大事だと思います。これまでのところ、ポリ袋や輪ゴムなどは出てきていませんから、残飯をあさるということはないみたいです。エノキはよくあるので、果実が赤く実るようになって落ちたものを食べたようです。もう一つ多かったのは昆虫で、写真に写るような大きい部分はあまりありませんが、細かい部分が色々出てきます。幼虫も出てきます。

昆虫の部分

それから目立つのがカエルの骨です。必ずしも多くはないのですが、確実に出ています。哺乳類にはないか形の骨です。

カエルの骨

夏のフンは糞虫に分解されることもあって、なかなか確保できませんが、これからの季節はもう少し採取できるだろうと思います。





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