植物がいかに工夫をして種子を運んでいるかと言うのがテーマで、ここでは風散布の実習をしました。昆虫の捕虫網を工夫してタッパー容器を先端につけて、果実を入れて、高く持ち上げました。容器のよこは開いていて、油すると果実が落ちる仕掛けです。
シナノキ、オオモクゲンジを落としたらヒラヒラと落ちました。アオギリはクルクルと回転したので、歓声が湧きました。アオギリは中華料理のレンゲのような形をしていて、一部に種子がついています。そのために下に落ちようとするが、レンゲのとっての部分が広がっているために空気抵抗を受け、種子が片方についているために少し角度がついて回転します。
この原理を再現させてみようと思い、折り紙で実験してみました。まず折り紙を半分に切り、その一部に切れ込みを入れてから内側に直角に織り込んでのり付けします。そそて脇にクリップをつけて重さをつけます。先端部を剃り返して空気抵抗を作るようにします。これで完成です。
これも実験しましたが、うまくいってクルクルまわってくれました。後で聞いたら、小さい子がうちに帰って思い出しながら作っていたそうです。