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自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

マルバウツギ

2022年05月17日 | 玉川上水
5月3日の玉川上水

そう多くはないですがところどころにマルバウツギが咲いています。


マルバウツギ

「卯の花の匂う垣根に・・・」
子供の頃、いとこの3つほど年上のいとこが大きな声で歌っていました。卯の花はウツギのことだと教わりました。
 玉川上水にはウツギもありますが少なく、このマルバウツギの方が多いです。どちらもDeutziaという属ですが、なぜドイツに関連ある属名なのかは知りません。ご存知の方があれば教えてください。
 マルバウツギの方が花の中央が赤みを帯びていてどこか華やいだ印象があります。

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ノイバラ

2022年05月16日 | 玉川上水
5月3日の玉川上水

ノイバラが咲き始めました。場所によっては多いところもあります。この写真のように黄色いオシベが見える時期は短いようで、たいていは下の写真のように黒くなっています。



ノイバラはwild roseであり、妖艶な赤で何重にも花びらが重なっているあのバラとはまるで違う清楚なもので、バラがいかに品種改良されたかがわかります。もっとも日本のノイバラは白ですが、アイルランドのものはピンクのようです。

アイルランドのwild rose

 あの有名なアイルランド民謡「夏の最後のバラ」はこれを歌ったもので、このピンクの花を乙女に見立てて、あの輝いていた花の時期も過ぎ去ったと嘆きます。秋の訪れの哀しさを歌い、人生に重ねています。私のお気に入りはケルティック・ウーマンの次の演奏です。


ヘイリーはもともと美声ですが、この時は特にきれいです。ただ、私は後で出てきて、デュエットでは下のほうを歌うミーヴ(Meav)により惹かれます。完全に溶け合うすばらしいハーモニーです。

 この歌は日本では「庭の千草」として紹介され、文部省唱歌として愛唱されましたが、そこでは野ばらではなく白菊になっています。日本人には全く違和感がなく、むしろ原曲がバラと聞いて意外感を持ちます。さらに複雑なのは、タイトルの千草は白菊ではないことです。「庭の千草も、虫の音も」ですから、やはり夏の賑わいを歌っており、さまざまな小さな花が咲いたこの庭に、今は白い菊だけが静かに咲いているというものです。普通ならその白菊を歌のタイトルにしそうなところを千草にし、バラを白菊に変えるなど、訳した人は大胆な人だと思います。

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ツルウメモドキ

2022年05月16日 | 玉川上水
5月3日の玉川上水

ツルウメモドキは冬の果実がよく知られていますが、花は地味で気づく人はあまりいません。

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ

私はこの花を見ると、小学校の先生が「花には緑色のものはありません」と言ったことを思い出します。



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カマツカ

2022年05月15日 | 玉川上水
季節の移り変わりが急で、少し飛ばして5月3日の玉川上水の花を紹介します。

カマツカはバラ科で、小さな白い花をまとめてつけます。葉には独特の鋸歯があり、葉長なくてもわかります。

カマツカ
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カジイチゴとクサイチゴ

2022年05月14日 | 玉川上水
4月12日の小平霊園。カジイチゴとクサイチゴが咲いていました。どちらもキイチゴの仲間ですが、カジイチゴは人の背丈ほどもある大型で、葉も大きく印象が違います。花びらがシワシワになります。

カジイチゴ

クサイチゴの方は藪陰などの方を好むようで小型です。
植物体に比べると大きめの花をつけ、その純白が林の下で印象的です。切れ込みの深い複葉からは端正な印象を受けます。

クサイチゴ
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ミツバツチグリ

2022年05月13日 | 玉川上水
4月9日の玉川上水。明るい場所だったのでミツバツチグリが生えていました。地上けいが匍匐して、横には伸びるが縦には伸びないので、光をめぐる競争は苦手。直射日光が当たらねいのもダメなので、林のしたにもありません。そういうわけでススキと相性がよくてススキ群落のメンバーです。




ミツバツチグリ
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フデリンドウ

2022年05月12日 | 玉川上水
4月9日の玉川上水。フデリンドウ が咲いていました。この写真を見ても、同じ花なのに光の具合で紫の色がかなり違います。スケッチで色をつけるとき、「これだ」という色が出ません。


フデリンドウ


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新緑

2022年05月09日 | 玉川上水
あっという間に緑が濃くなりました。玉川上水を少し振り返ってみると、3月下旬はまだ緑は少なく、林は明るい状態でした。

3月30日

4月中旬になると新緑という言葉がふさわしい感じになりました。

4月17日

そして5月に入ると急に林が暗くなりました。

5月10日

4月の上中旬には1日でも朝と夕方では違いがあるのがわかることがあります。そういう時期は本当にたまゆらに過ぎていきます。

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「アサココ」に連載開始

2022年04月07日 | 玉川上水
2022年4月7日より「アサココ」という広報誌で玉川上水の野草を紹介することになりました。アサココは多摩地区の朝日新聞の購読者に配布されるものなので、それ以外の人のためにここで紹介します。



第1回(2022.4.7)



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玉川上水、立川

2022年01月30日 | 玉川上水
玉川上水の立川に新家橋という橋があります。このあたりは玉川上水の水も多く、下草はすっきり刈り取られていて印象が違います。


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