リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

満開ですが・・・

2024年05月29日 10時56分15秒 | 日々のこと

天然野草苑のドクダミは満開になりました。白い清楚な花は相変わらず愛しいものです。でもちぎって一輪挿しに生けることは残念ながらいたしません。

しかし開花を始めた頃のエントリーでも書きましたが、今年は昨年よりさらにドクダミの勢力が衰えています。

一昨年まではこの向こうまでびっしり一面にドクダミの花が咲き誇っていましたが今年はご覧の状態です。かつて栄華を誇っていたどっかの政治勢力が衰えてしまった成れの果てみたいな感じです。果たして復活はあるのでしょうか。かくなる上は人工的に根を移植するしかないかも。でもこれは「天然野草苑」の趣旨に反しますのでやりたくないところです。ドクダミが天下を取っていればオオアレチノギクとかセイタカアワダシソウのような立ちの高い草が生えてこないのでありがたいのですが、野草の世界も目に見えない勢力争いが繰り広げられているのでしょう。


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2 コメント

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Unknown (やまねこ)
2024-05-29 15:46:55
こんにちは。
全景のお写真で様子がわかりました。
なるほどですねえ。
喩もウイットに富んでいます(笑)。

 野生の動物界も、植物界も、そして人間界も、隙あらば侵食淘汰というのはどこも同じようなものですねえ。
決して腕力や大きさだけではなく、草の根のような、それでいて知らずうちに、いつのまにか拡大していく図太さ、したたかさ、抜け目の無さ、環境に縦横無尽に適応する柔軟さ、そういった性質あるものが台頭していくような気がします。

 話がちっと変わりますが、現在、「キョン」というシカの仲間のような動物が千葉や群馬、埼玉方面に繁殖し出し、害悪になってるというニュースを見ました。日本に元々生息したものでなく、連れてこられ、施設にいたものが逃げだし、拡大繁殖していったとのこと。
ザリガニ、中南米の爬虫類とか、ペットで逃げだしたり、捨てられたりした動植物がどこで繁殖、生息してるかわかったものでない日本です。しかも最近はデング熱が日本でも流行ってるとか。
私はそっちのほうも気になり心配です。特に日本は病床を減らし、人材、機材、機動性が薄く、万が一の事態に病院等が対処できるのか危惧します。そして、政府は危機感もなく事が重大化してからやっとこさ腰を上げる・・・。
ドクダミ群の景色に、諸々日本の衰退状況と重なる部分が気になりました。
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re (nakagawa)
2024-05-29 19:05:18
日本ではおとなしく生えている植物が外国ではとんでもない繁殖力で大迷惑になっているという話を聞いたことがあります。世界中で外来の生物が問題になっているようです。本来生活している場所が一番他とのバランスが取れているはずです。まぁ長い時間かけて定着すればそれはそれで問題はなくなると思います。いけないのは短いスパンでバランスをくずすことなんでしょう。
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