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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

キダ・タローさんの作曲料

2024年05月30日 23時08分26秒 | 音楽系

先頃亡くなられた浪速のモーツアルトことキダ・タローさんのCM作曲料は1曲200万円だとか。すごいですね。

でもこの200万はコミコミの200万だそうです。今みたいに作曲家がコンピュータを使って完パケを納めるのではなくて昔のやりかたでしょうから、スタジオを借りてミュージシャンを呼んで録音するという方式でしょう。プロポーズ大作戦のテーマなんか今You Tubeで聴いてみますと懐かしいサウンドです。

私もCMの仕事を1回だけしたことがありましたが、作曲料はケタが2つ違っていました。(笑)キダ・タローさんの場合はコミコミとは言っても破格の作曲料と言っていいと思います。私の場合はCM制作会社の下請けという形での仕事で、20年以上前でしたがすでにコンピュータで完パケを納める形でした。納期は短いし下請けでしたから安い仕事でした。確か某サラ金のCMでモーツアルト風の曲をという依頼でした。桑名のモーツアルトですね。(笑)

CM作曲の場合は大家のキダ・タローさんもペーペーの私の場合もいわゆる「印税」方式ではなく買い取りでしょうけど、実は「印税」での仕事をしたこともあります。某英語教科書の音楽(付録の曲、教材として組み込まれている音楽など)を担当したときはなかなかのものでした。教科書は何十万部も売れる隠れたベストセラーです。採択トップの教科書だと100万部を超えます。

ただそう長く甘い汁を吸えたわけではなく、その教科書を出していた某教科書出版社は「英語教科書の音楽化」という方針をコロッと変えたので「夢の日々」はあっさり終了しました。(笑)

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (やまねこ)
2024-05-31 08:03:32
こんにちは。
世の中には印税生活をなさっている売れっ子さんがどこのくらいおられるのでしょうかねえ。羨ましい。
株配当金生活、ジャンボ当選の億マン長者生活、などを送ってる方は、国内に必ずおられるでしょうからね。
 どんな仕事も楽なものは無いといえますが、その職種の成果によっては一生或いは一定期間、労働せずともお金が入るのですから、私も正直、憧れます。
 最近ではユーチューバーという仕事で稼いでいる方も多いと思います。
何万、何十万、、世界を相手にできるのですから、これも才能と先見性などあれば夢ではないのでしょうね。
 反面、政治屋が裏金で私腹を肥やす様のニュースを見るたびに、カチンときてテレビに向かって、「ワシら、真面目に働き納税してるんに何だ、おまえらは!」などと文句言ってます(笑)。
結局、私も含めた庶民は額に汗して真面目に労働し報酬を頂く、この愚直にコツコツやるのが一番だなと思うことでした。
 桂馬の高飛び歩の餌食、、、碌なことありませんしね。
 印税などのお話に、諸々再認識できました次第です。
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re (nakagawa)
2024-05-31 17:13:27
昔歌が大ヒットして今もカラオケでよく歌われる曲の作者は印税生活ができます。でもそんな人はほとんどいないと思います。文学系だと芥川龍之介はもう著作権が切れていますが、松本清張はまだ40年くらいは著作権が保護されます。
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