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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

コンラート・ラゴスニック

2018年06月08日 11時29分57秒 | 音楽系
先日届いたイギリス・リュート協会の会誌によりますと、ギタリストでリュートも演奏したコンラート・ラゴスニック氏が今年の一月に亡くなっていたそうです。享年85歳でした。ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。



氏の演奏していたリュートは、黎明期ということもあって、今のような歴史的な構造の楽器ではなく、とてもギター的なものでしたが、ジュリアン・ブリームと並んで1960年代から70年代の初めにかけてリュート界に与えた影響は一定の評価があると思います。

会誌の死亡記事(執筆はアントニー・ベイルズ)によりますと1964年から83年までバーゼル音楽院で教えていたとのことです。彼を受け継いだギター科の教授がオスカー・ギリアだったと思います。

彼の同時代の同地域のギタリストといえば、カール・シャイトとかエドウィン・シャラーなどがあげられると思いますが、お二人ともすでに鬼籍入っておられ、一つの時代が完全に終わり、新しい時代に入っていることが実感されます。


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