リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

BWV1006a(14)

2024年07月30日 21時06分14秒 | 音楽系

技術的に楽なのは52小節あたりまでです。53小節目は次のポジションで弾くのが自然でしょうけど、

これだと55小節目に移るときのポジション移動がきつくなりスムーズさがそこなわれます。そこで若干トリッキーなポジションではありますが、次のようなポジションを使ってみました。

53~56小節

右指の間隔が広いのですこし弾きにくいですが、55小節目にはスムーズに移ることができます。もっともこれはこれで多少の練習は必要ですが。55小節目の3つ目と4つ目音にかかるスラーは指で弾いた方が音がはっきりでるかもしれません。

57~60小節

57,58小節目はそう難しい箇所ではありませんが、ウラ打ちになるミ♭(3コース5フレット)が弦の張力の関係で音が大きく出がちなので演奏には注意が必要です。このミ♭を2コースでとることは残念ながらできません。