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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(21)

2020年10月24日 22時41分58秒 | 音楽系
第三楽章28~37小節です。

楽章の後半部は27小節目(前回の最後の小節)です。



28小節目と30小節目にはリュートパートに装飾的な音型が現れます。楽譜では6連符で書かれていますが、オリジナルのタブは波線のリズムサインが入っています。これはこの音価内(ここでは1拍分)で流れるように弾くという意味なので、きっちり6等分された六連符で弾くという意味ではありません。この部分は当然ヴァイオリンは黙ってもらいますが、小節の3拍目はリュートとは逆行する速い音型を入れてみました。この6つの音はリュートの下降フレーズに呼応するものですから、リュートパートと同じように1拍をきっちり6等分して演奏するものではありません。



33、34小節目はこの楽章では貴重?なリュートのメロディですので、ここはヴァイオリンは完全だんまりにしてもらいます。このフレーズに先立つ31,32小節目にあまり饒舌なフレーズをいれると、リュートパートの33~34小節目が引き立ちませんので、あっさりしたメロディにしました。

(つづく)