リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

またバーゼルの風(6)

2005年11月23日 23時23分09秒 | 音楽系
今村さん宅から帰ってきて,少し食料品を買いだし,そのあとデュルビーで練習です。ヨーロッパ滞在中何もしないと結構後に響くので,まじめに練習です。12月の始めにコンサートが2つあるし。
今日は第2土曜日で,プレディガー教会のバッハカンタータ演奏会がある日です。練習が終わってまだ時間が少しあるので,ヴァイスの曲集の編集をしました。この曲集は1986年に出した「ドレスデン手稿本によるヴァイスリュート曲集」のことですが,何と約20年ぶりに改訂版を出す気になり,今作業終了までもう一息です。フィニッシュをバーゼル滞在中の比較的時間があるときにやってしまおうと,PCを持ってきました。オリジナルにおいて,汚れているので見えない部分を修正して見やすくしてあるのがこの曲集の目玉ですが,今回の改訂でさらにその範囲を増やしました。それから,今回新たに全てのソロ曲について5段階による難易度表示を行いました。これは結構画期的でしょ?これらはほぼあがり,今日2005年度版への序文を書きました。残りはまだ少し残された日があるのでそれを使えば確実にあがるでしょう。日本に帰ったら最終チェックをしてあとは印刷と製本をするばかりです。この曲集を希望されていた方,お待ちどうさまでした。12月始めにはお届けできると思います。これを呼んで注文したくなった方はメイルをくださいね。さて宣伝はこの位に。(笑)