リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

またバーゼルの風(5)

2005年11月22日 23時19分15秒 | 音楽系
今村さん宅に行ったのは今回のバーゼル行きの一番の目的,彼の家に預かってもらっているデュルビーのバロックリュートを取りに行くためです。いつものように玄関のブザーを押すといつものように奥さんが出てきてくれていつものように中に・・・わざわざ日本から彼の家を訪ねたという感じは全くしません。まぁそれはそうでしょう,下宿を出てバーゼル駅から列車に乗って来たわけですから。

中に入れて頂くと,長男の詞門君が出てきました。11歳になる彼はさすがに伸び盛り,この前あったときよりちょっぴり大人っぽくなっていました。長女ののえみちゃんは今日は知り合いの方の家にお泊まりだそうでいませんでした。で,次は愛器デュルビーとの対面,修理跡が傷んでないか心配でしたが,全く問題なく一安心。最終修理後弦を張って4ヶ月以上無事なので,やっと安定してきた感じです。もうこれでここしばらくは大丈夫でしょう。今年の6月くらいまでは修理しては故障をくり返していましたので,日本に帰る直前にモーリスに「大修理」をしてもらっていました。

今村さん宅には,牧師をされているTさんご夫妻も来てらっしゃって,いろいろ楽しくお話をさせて頂きました。Tさんに,私がコンピュータに詳しいからと,スイスからのダイアルアップ接続をしてくれないかと頼まれてあれやこれややってみましたが,恐らくダイヤル先の電話番号が使えないのでは,という結論で残念ながら期待に添えませんでした。今度は今村さんからヘルプで,フロニモ(リュートのタブラチュアを書くソフト,詳しくは私のHPのリュート川柳をご覧下さい)を持っていない人にフロニモで作ったタブをインターネットで送付したいのでどうしよう,ということでした。これは簡単です。出力ファイルをPDF化すればいいだけです。早速フリーのPrimo PDFをインストールして,これはうまくいきました。パチパチ。