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成長し続ける

広島の印鑑職人、林田さん(75歳)がテレビ番組で紹介されていた。

林田さんは、「良い出来だなあ」と思った印鑑を紙に押して残しておくという。次の言葉が印象に残った。

「1年後にそれを見たときに、同じように「いいなあ」と思うようでは職人として成長していない証拠です。「もう見たくない」、「恥ずかしい」と思うようではないといけない。」

「40代で彫った印鑑と現在の印鑑では大きく違います。現在の作品が最高だと思っています。80歳になったときには、そのときが最高のものを作れるようになっていたい。」

自分の仕事の成果を何らかの形で残しておき、それを後に振り返る。そのとき、どう感じるかによって自分の成長度合いが分かる。

この番組を見て、「過去の業績に満足してはいないか」「今の自分が最高だろうか」と自問し、成長し続けることの難しさを感じた。

50年前から聖書を読み、信仰を持つようになった林田さんは、祈りながら仕事をするという。「神様の心が映るようなものを作りたい」とおっしゃっていた。

出所:生命の光(2008年6月22日放映)
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