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ジョブスのスピーチ

YouTubeの中で「Apple創業者スティーブ・ジョブズのスタンフォード大卒業式スピーチ」という映像があった。

自ら起業したアップルからクビになったジョブスのメッセージが凄い。

「たまらなく好きなことを見つけろ」

ジョブスはアップルをクビになったことで、自分がやるべきことがわかったようだ。

どんな酷いことがあっても「自分を導いてくれている」と思うことが大事、だと思った。
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強みに基づく自信


カリフォルニア大学バークレー校のドン・ムーア教授によれば、根拠のない自信はパフォーマンスにつながらない、という。

では、どんな自信が有効なのか?

それは、「正当化できる自信」である。

「どんな課題に取り組むにせよ、自分が成功する可能性と、成功を達成するのに何が必要かについて正しい確信を持つことが、最も優れたマインドセットです」(p. 15)

つまり、「自分の強みを認識し、その強みが活かせる課題かどうかを見極める」ことが大事だといえる。

強みに基づく自信」を持っているかどうかがポイントになる、と思った。

出所:ドン・ムーア&ガーディナー・モース「自信はかならずしもパフォーマンスを向上させるとは限らない」ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2021年3月号 , p. 14-16.




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明日できることは 今日するな

J-Powerが発行している雑誌『Global Edge』最新号を見ていたら、小説家の武田綾乃さんが好きな言葉として、

明日できることは 今日するな

が紹介されていた。西洋のことわざらしい。

今日できることは、明日に延ばすな」的な感覚を持っている自分としてはギクッとした。

「武田さんによれば、小説のアイデアを思いつく時と、それを作品としてつくりあげる時にはタイムラグがある。今できる精一杯の力で無理やりまとめようとするより、時間をかけることでもっと完璧な表現ができ、作品の完成度も高まるに違いない。未来の自分ならもっとうまくできる…。そうした熱い作家魂を支える言葉なのだ」

確かに、無理に素早くまとめるより、少し「温めて」「寝かして」おいたほうがよい仕事もある。

「明日やったほうがよい仕事は今日するな」と「今日やるべきことは明日に延ばすな」のバランスが大事だと思った。

出所:『Global Edge』(No. 64, p. 47, 取材・文/ひだい ますみ)
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有意義な人生と技能

『エリック・ホッファー自伝』の最後に、シーラ・ジョンソンによる「七十二歳のエリック・ホッファー」というインタビュー記事が掲載されている。

その中で、次の点が印象に残った。

有意義な人生とは学習する人生のことです。人間は、自分が誇りに思えるような技術の習得に身を捧げるべきです。技能療法の方が宗教的な癒しや精神医学よりも大事だと思います。技術を習得すれば、たとえその技術が役に立たないものでも、誇りに思えるものです」(p. 167)

技術や技能には、何かができるという「手ごたえ」がある。この手ごたえが、「誇り」となり、人生に「意味や意義」を感じさせるのだろう。

管理職ポストに限りがある今、「ワーキングパーソンは何らかの専門家になるべきではないか」と思っていたので、同じような考えに勇気づけられた。

あなたは何ができますか?」という問いに対して、「これができます」「やってみましょうか?」と言えるようになることが大事だと思った。

出所:エリック・ホッファー(中本義彦訳)『エリック・ホッファー自伝』作品社


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退屈な仕事の効用

パクらの研究によれば、「退屈が創造性を高めることがある」。

実験にて、「退屈な作業をさせる群」と「創造的な作業をさせる群」に分けて作業をさせた後、アイデア出しさせたところ、退屈な作業をさせた群のほうが多くのアイデアを出すことがわかったという。

特に、拡散的思考(情報をもとにさまざまな考えをめぐらせてアイデアを出す思考)をする人ほど、その傾向が強くなるらしい。

たぶん、退屈な作業をさせられてフラストレーションがたまり、それを吹き飛ばすためにアイデアが出るのではないだろうか。

ということは、日々の仕事の中にも、創造的で非定型的な作業だけでなく、退屈な定型的な作業を織り交ぜておくことが大事かもしれない。定型業務の「つまらなさ」をバネに、非定型業務のクオリティが上がる可能性がある。

退屈な仕事にも「意味がある」ことがわかった。

出所:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2020年7月号, p. 4-5.


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プロフェッショナル作家の流儀

世界的なベストセラー作家であるディーン・クーンツ氏のインタビュー記事を読んだ。僕も以前Strangersという小説を読んだが、面白かったのを覚えている。

彼の家は貧乏で、お父さんはアルコール依存症で酒を飲むと暴力を振るっていたという。そこから逃避するための手段が本だったらしい。

ひどいお父さんだが、彼が作家になるのを助けたともいえる。

なお、クーンツさんの仕事の進め方に感銘を受けた。

「作家の中には、誰の指示も受けたくない人がいることは知っています。ただ私の場合、強迫神経症的なところがあって、1ページにつき20回とか30回ほど書き直しをしないと次のページに進めないのです。それで、編集者に渡す原稿はあまり手直しがないほど仕上がっています。

それでも優秀な編集者は常に、私が気づきもしなかったような問題点を拾って指摘してくれます。問題点がなければ、ほとんど修正は入らないのです。ですから、彼らの意見を素直に聞かない手はありません

このくらい徹底的に原稿を仕上げないといけないのだ。まさにプロフェッショナル

なお、「引退する予定はありますか」という問いに対しては次のように答えている(ちなみに、クーンツさんは現在74歳)。

「執筆を止めたら、何をすればいいかわかりません。書くことは私の一部ですから。才能とは神の恵みであり、生れ付き与えられた贈り物です。だからこそ才能には、それをできるだけうまく使う義務がついてくるのです」

この言葉にもグッときた。

出所:ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2020年6月号, p. 140-141.


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ストレスの調整

北京・ロンドンオリンピックの水泳女子代表の伊藤華英さんは、引退後、順天堂大学でスポーツ健康科学の博士号を取得したという。研究テーマは「メンタル・タフネス」。

伊藤さんは、ストレスの影響について次のように語っている。

「実は、まったくストレスがない環境だと、競技者も記録を伸ばせないんです。いちばんいいのは、ハーフ&ハーフの状態。適度に緊張感があって、リラックスしている部分もあって、という状態がいい。

ストレスをを感じているということは「真剣である」「一生懸命に取り組んでいる」証拠でもあります。そのストレスをうまく活用していくことが大切

経営組織論においても、適度なストレスが生産性を高めることがわかっている。

ストレスを下げることばかり考えがちだが、ちょうどよい状態にストレスを「調節」することが大事だといえる。

出所:NOBETECH MAGAZINE, Vol. 28, p. 33.

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正しい物差しを選ぶ

先日ガンで亡くなった、ハーバード・ビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授が10年前に書いた論文「プロフェッショナル人生論」を読んでみたが、その深さに驚いた。

教授は、人生について、以下の3つの問いを出している。

①どうしたら幸せなキャリアを歩めるのか
②どうしたら伴侶や家族との関係をゆるぎない幸福の源にできるか
③犯罪者にならないためにはどうしたらいいか

クリステンセン氏が注意するように呼びかけているのは「近視眼的になるな」ということ。

人は、自分の時間やエネルギーを、無意識のうちに「最も目に見えやすい成果を生む活動に投資しがち」であり、「かつて一番大切だと言っていたものに、だんだんと資源を投じなくなっていく」という。

つまり、自分の仕事やキャリアに目が行き過ぎて、伴侶や子どもたちに目を向けなくなりがちなのだ。

また、善か悪かを判断する際に、「この状況なら一度くらい許されるだろう」と思いがちなことも指摘している。しかし、そうした例外的な状況は果てしなく続くと、クリステンセン氏は警告する。

そして、論文の最後には、自分がガンと診断されたとき(今から10年前)に感じたことが書かれている。

「自分がそれなりの影響力を持っていることを承知している。しかし、がんになってみて、その影響力がいまの私にとっていかに重要でないかがわかったのは興味深かった。そして、神が私の人生を評価する物差しは、お金ではなく、私が関わりを持った一人ひとりであるという結論にたどり着いた。

それは、我々みんなにいえることだと思う。自分がどれだけ高い名声を得られたかに気をもむことはない。そうではなく、どれだけ他者がよりよい人間になるように助けたかを気にすべきなのである」(p. 137)

クリステンセン氏がいうように「正しい物差し」を選びたい、と感じた。

出所:ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2020, April, 130-137.








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集中する方法

目の前の仕事に集中できず、つい別のことを考えたり、行ったりしてしまう人は多いのではないか。

では、どうしたら集中できるのか?

臨床心理学者のマイケル・リプソンによれば、「集中できなくなるプロセスを知る」ことが、集中するために有効だという。

ちなみに、人は次のようなプロセスをたどることが多いらしい。

①集中する対象を選択する
②対象に向けた注意がさまよい始める
③心がさまよっていることに気づく
④最初の対象に集中し直す


こうしたプロセスを理解し、自分が②の状態になっていることに気づくこと自体が、集中力を高めることにつながる、というのがリプソンの考えである。

とてもシンプルだが、要は、自分を俯瞰する「メタ認知」を働かして、「おいおい注意散漫になってるぞ」と自分につっこむことがポイントだといえる。

出所:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2020年3月号, p. 72-74.


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自分らしい目標

Stavrovaらの研究によれば、セルフコントロール力のある人は、目標を達成する傾向にあるという。これはあたりまえだといえる。

ただ、彼らは重要な媒介変数を見つけた。

それは、「自分らしい目標(authentic goals)」である。

つまり、自分を管理する能力が高い人は、「自分に合った目標」を持つことで、それを達成していたのである。

厳しい状況を乗り越えなければならないとき、心から取り組める「自分らしい目標」をみつけることができるかが達成のポイントになる、と感じた。

出所:Stavrova, O., Pronk, T., & Kokkoris, M. D. (2019) Choosing goals that express the true self: A novel mechanism of the effect of self-control on goal attainment. European Journal of Social Psychology 49 (2019) 1329–1336.
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