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どうか、あなたのお住まいである天から耳を傾け、聞き届けて、罪を赦してください

どうか、あなたのお住まいである天から耳を傾け、聞き届けて、罪を赦してください
(歴代誌下6章21節)

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『オン・ザ・ロード』(映画メモ)

『オン・ザ・ロード』(2012年、ウォルター・サレス監督)

ビート・ジェネレーションの代表作家であるジャック・ケルアックの実体験を基に書かれた小説を映画化した作品。

売れない若手作家のサル(サム・ライリー)が、自由奔放で勝手な友人ディーン(ギャレット・ヘドランド)に影響されながら(振り回されながら)、アメリカやメキシコを旅するという物語。

ドラッグ&セックス漬けのヒッピー的生活の中で、サルが常にメモを取っているのが印象的である。

自分の小説のために刺激的な旅をしているのか、旅の刺激によって小説を書きたくなったのかが気になった。

前者であればちょっと小説家としての姿勢を疑ってしまうけれども、そうでなかったのかもしれない。

もう一つ印象に残ったのは、ディーンが、失踪したダメな父親を捜す場面。以前観た『パーフェクト・ワールド』と重なり、男にとっての父親の影響力を感じた。

正直言ってピンとこなかった作品だが、こうして振り返ると、いろいろなことを考えさせる映画であるといえる。



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なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持っていくことができないからです。

なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持っていくことができないからです。
(テモテへの手紙6章7節)

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『デイジー・ミラー』(読書メモ)

ヘンリー・ウィリアムズ(小川高義訳)『デイジー・ミラー』新潮文庫

著者のヘンリー・ジェイムスは、ニューヨーク生まれ。幼いことからヨーロッパで過ごしてきた人らしい。

本作のデイジー・ミラーも、アメリカ人で、ヨーロッパを訪れている資産家の娘である。アメリア人の若者ウィンターボーンは、スイスのホテルで、美貌のデイジーと出会う。

しかし、デイジーは、魅力的なのだけれども、奔放な性格であるがゆえに、つかみどころがない。純粋であるように見えて、男性にだらしない面もあり、ウィンターボーンは戸惑いながらも、お互いに惹かれていくというストーリー。

人間の性格には、表と裏があり、どちらが本当かわからないけれども、両方とも本当であるかもしれない。

ということを感じさせる作品であり、「人間って、奥深く、複雑なんだな」ということが伝わってきた。

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『全然大丈夫』(映画メモ)

『全然大丈夫』(2008年、藤田容介監督)

照男(荒川良々)は古本屋の息子なのだが、植木屋さんのアルバイトをしている。趣味は人を怖がらせること

そんな照男を中心に、超不器用なため仕事が続かないあかり(木村佳乃)、照男の友人である真面目な久信(岡田義徳)、骨とう品の修復家の湯原(田中直樹)が絡み合うゆるいストーリー。

登場人物たちは皆、どこかズレている変わった人

そんな人たちでも自分らしく生きていけるよ、というメッセージが伝わってきた。

特に、照男、あかり、湯原が、自分なりのこだわりを持って生きている姿がよかった。

ただ、自分のペースで生活することは大切であるが、難しいともいえる。
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神に従う人は必ず実を結ぶ

神に従う人は必ず実を結ぶ
(詩編58章12節)

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『少年少女』(読書メモ)

アナトール・フランス(三好達治訳)『少年少女』岩波文庫

アナトール・フランスによる19の超短編集

各作品は2、3ページしかないのだけれども、子供だけでなく大人へのメッセージになっている。

印象に残ったのが「ロジェの厩」。

厩で馬の世話をしているロジェが空想の中で馬に乗る様子が描かれている作品(2ページ)。

最後の部分が良かった。

大人たちの馬は人生のあらゆる道をきちがいのように駆けています、あるものは名誉にむかって、あるものは快楽にむかって、そして多くのものは、断崖に躍りこんで、乗り手の腰を砕いてしまう。私は祈ります、やがて君が大人になったら、いつも君を導いてまっすぐな道を進んでいく、二頭の馬に乗りたまえ、ロジェ君。その一頭は元気のいい、その一頭はしとやかな、いずれ劣らぬ立派な馬です。一頭の名は勇気、一頭の名は親切。」(p. 39)

人生は、どの馬に乗るかで決まってくる、といえる。

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自分自身のうちに塩を持ちなさい

自分自身のうちに塩を持ちなさい
(マルコによる福音書9章50節)

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『太陽の棘』(読書メモ)

原田マハ『太陽の棘』文春文庫

事実に基づく小説らしい。

戦後間もない沖縄が舞台。米国本土から派遣されてきた、芸術好きの若手精神科医エドワードと、沖縄の若き画家たちとの交流を描いた作品。

ニシムイという地区に住む画家たちは、沖縄米軍兵士が絵を購入してくれることで生計を立てている。

やはり芸術家にはパトロンが必要であることが伝わってきた。

ただし、食べていくための絵(兵士のお土産)と、芸術としての絵(自己表現としての作品)が、なかなか両立しないところが問題である。

ちなみに、表紙の絵は、本作に登場する画家タイラのモデルである玉那覇正吉さんが、同じくエドワードのモデルであるスタンレー・スタインバーグを描いた作品。

食べていくための絵と芸術としての絵が融合した作品であるといえる。

よく考えると、どんな商売でも、食べていくための仕事と自己表現としての仕事があって、それを一致させことができたときに「納得のいく仕事」になる、といえるかもしれない。




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わたしが顧みるのは 苦しむ人、霊の砕かれた人 わたしの言葉におののく人

わたしが顧みるのは 苦しむ人、霊の砕かれた人 わたしの言葉におののく人
(イザヤ書66章2節)
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