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あなたのまことにわたしを導いて下さい

あなたのまことにわたしを導いて下さい
(詩編25章5節)
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『ザ・コントラクター』(映画メモ)

『ザ・コントラクター』(2022年、タリク・サレ監督)

米国陸軍の特殊部隊に所属していたジェームス(クリス・パイン)は、膝の怪我のためにクビになってしまう。

家族を養うために民間軍事会社に入り、ベルリンのミッションに加わるものの、どこからともなく敵が現れ、部隊は壊滅の危機に陥る。果たしてジェームスは生き残れるのか?というストーリー。

ハラハラドキドキ+意外な展開の連続」で、かなり見ごたえがあった。

まず、仕事上の負傷にもかかわらず、ジェームズが除隊させられる場面に驚いた(かなり冷たい)。

印象的なのは、民間軍事会社で働く元軍人の姿である。

家族のために戦う姿が切なすぎる

ただのアクション映画ではない。

この手の映画にしては珍しく、ラストシーンも良かった。
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いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい

いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい
(コロサイの信徒への手紙4章6節)

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『道草』(読書メモ)

夏目漱石『道草』新潮文庫

漱石の自伝的な小説

そこそこの給料をもらい、社会的地位も確立している主人公「健三」が、養父母、姉、義理の父からお金を無心される様子が延々と描かれている。

さらに、気持ちがかみ合わない奥さんとの会話がてんこ盛りである。

作品全体に「ネガティブな雰囲気」が漂っていて、正直言って、あまり面白いとはいえない。

あまりに暗いので、ちょびちょび読み進めて、読了するのに半年くらいかかった。

ただ、驚いたのは、相性が良いとはいえない奥さんの気持ちや、ひねくれた自分の気性を漱石が克明に理解していたこと。

つまり、自分たちの夫婦関係を俯瞰して、客観的に小説化しているところがすごい。

こんなに赤裸々に親戚や夫婦のことを小説にしようと思った漱石の動機はなんだったのか?

そこを知りたいと思った。






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主よ、あなたは我々の中におられます

主よ、あなたは我々の中におられます
(エレミヤ書14章9節)
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『アンデス、ふたりぼっち』(映画メモ)

『アンデス、ふたりぼっち』(2017年、オスカル・カタコラ監督)

アンデス(ペルー)の山奥で暮らす老夫婦のパクシ(ローサ・ニーナ)とウィルカ(ビセンテ・カタコラ)。

完全に自給自足である(数頭の羊、リャマ、畑あり)。

都会で働く息子の帰りを待っているが、ここ何年も帰ってこない。

ちなみに、山奥度合いが半端なく、村までマッチを買いに行くのも命がけである。

息子に捨てられたと嘆き、寄り添いながら淡々と生活する二人の様子がまるでドキュメンタリーのよう。

良く考えると、隣近所もなくて、本当に「ふたりぼっち」で生きているのがすごい。

ただ、パートナーがいることの有難さが伝わってきた。

しかし、後半になるとおじいさんのウィルカが病気になり、二人の生活が脅かされることに・・・

ラストシーンも良かった。

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自分の体で神の栄光を現しなさい

自分の体で神の栄光を現しなさい
(コリントの信徒への手紙Ⅰ 6章20節)
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『ファウスト』(読書メモ)

ゲーテ(手塚富雄訳)『ファウスト:悲劇第一部・第二部』中公文庫

巨匠ゲーテの代表作。
(第一部の冒頭にある「神様とメフィスト(悪魔)の会話」は、聖書のヨブ記を連想させる)

学者ファウストがメフィストと契約し、通常では考えられないような経験の旅に出る物語。

本書を読んでいる最中に感銘を受けたかというと、その逆で、退屈だった

なぜなら、ファウスト自身に魅力がないから。精神的な深みを感じられないし、世俗的である(美女好き)

ただ、第一部の、メフィスト(悪魔)との絡みは、まるで漫才を見ているようで面白かった。そして、純粋な少女グレートヒェンとの悲恋にはグッとくる。

しかし、第二部に入ると、わけのわからない展開が続き、「早く終わってくれ」と祈りながら読む状態。

なんだ駄作じゃないか」と思いながらラストシーンを読んでいたら、ゲーテは最後にちゃんと「オチ」を用意してくれていて「感動」である。

ファウストが世俗的である理由が分かり、「やっぱりゲーテは凄い」と思った。

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