人生の意義を問う

「私の人生とは何なのか」と自分の人生に疑問を感じたことがあるだろうか？心理学者のゴールマンらによれば、次のように感じることは、健全であると同時に必要なものであるという。

・仕事への情熱が失われ、行き詰まりを感じる
・何かが自分の人生に欠けている
・今の自分は自分が望んでいるような自分ではない

こうした疑問は、仕事や人生への情熱を再発見するためにも、数年に一度は経験すべきであるらしい。では、そんなとき、どうすればよいか？ゴールマンらは、５つの方法を提案している。

・小休止する
・キャリアに関するセミナー等に参加する
・内省する習慣をつける
・家族、友人、同僚などからコーチングを受ける
・現在の職場に「青山」を探す

彼らは、これらの方法のうち、「内省」の大切さを強調しており、次のような内省ツールも紹介している。

・過去を振り返り自分史をつくる
・その中で、最も重要な価値、根底にあるテーマを見極める
・自分の人生にとっての大切な物事について考え、人生の基本原則を５つ挙げる
・今後の人生でやりたいことについて書き出す
・１５年後に、理想の生活を営んでいる自分を思い描く

このエクササイズをする過程で、内にこもっていたエネルギーが解き放たれ、前よりもずっと楽観的になり、人生は変えられるという可能性に気づくことができるらしい。一度、この方法を使って、自分の人生を振り返ってみようかと思った。

出所：ゴールドマン、ボヤツィス、マッキー「「燃え尽き症候群」を回避する自己管理術」ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューJuly2002, 125-136.