箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
7月下じゅん、萱野地区にある農家さんの畑を訪問しました。
暑い中畑を訪ねると、夏野菜がたくさん育っていました。
なす畑には、このような看板が・・・。
これは「大阪エコ農産物」をこの畑で育てていますよ、という目印です。
「大阪エコ農産物」は、農薬や化学肥料の使用を、通常の半分以下に減らしてさいばいされた、大阪府が認証する農産物です。
箕面の朝市(ホームページはこちら)などで、こんなシールをはって売られています。
この農家さんのなすも「大阪エコ農産物」です。
農薬や化学肥料を半分以下にして育てる、というのは、簡単なことではありません。
毎朝野菜の様子を観察して、野菜の葉っぱに異常がないか、虫がついていないかなど、丁ねいに確認します。
こんな風に、葉の色が少し変わっているのをみつけたら、農薬の代わりに納豆きんをうすめてかけて病気を防いだり、虫をとったりしているそうです。
病気や虫に負けない野菜作りには、何といっても土の力が大切。
ミミズや微生物(びせいぶつ)の力を借りていい土を作ることが一番だそうで、微生物(びせいぶつ)の力を生かすためにトラクターで耕す回数を減らしたり、米ぬかを入れたりしているそうです。
畑に入ると、土がやわらかくしっとりしていて、ふわっとしているのがわかります。
昔から「親の意見となすの花は千にひとつも無駄(むだ)はない」と言われるように、なすの花がさくと、ほぼ全部実をつけるのだそうです。
(「親の意見となすの花は千にひとつも無駄(むだ)はない」とは、なすの花にはひとつもむだ
になるものがなく、花がさけば必ず実をつけるのと同じように、親の意見というものはすべ
て子どものためになるものですよ、ということわざです。
「親の意見となすの花は千にひとつも仇(あだ)はない」とも言います。)
なすのへたの下に、白い線がくっきり見えるのがわかりますか?
これは、なすが、今日わずかの時間に成長して、大きくなった部分です。
この白い部分に太陽の光があたることによって、なすのむらさき色に変化するのだそうです。
なすの他にもオクラ、モロヘイヤなども育っていました。
とてもかわいいモロヘイヤの花。
大輪のオクラの花。
オクラの花も食べられるのを知っていますか?
さっとゆでて、ポン酢(ず)などをかけていただきます。
オクラの実と同じように、少しねばねばしています。
すくすく育っているオクラの実。
オクラの実は、こんなふうに上向きに育つのですね。
こんなめずらしい野菜も育てていらっしゃいます。
「オカワカメ」という野菜です。
肉厚の葉が特ちょうで、ゆでるとぬるっとしたねばりがあり、海そうのワカメに似ていることからそう呼ばれているそうです。
それにしても、ものすごい暑さ!
1時間ほど畑でお話を聞いただけですが、強い日差しと暑さにぐったりしてしまいました。
できるだけ朝の早い時間や夕方に作業をされているそうですが、暑い中の毎日の農作業は本当に大変だと思います。
こんな暑い中でも農作業をしてくださっているおかげで、おいしい夏野菜ができるのだなとあらためて感じました。
農家さんが、暑い日も、寒い日も、毎日がんばって育ててくださっている野菜です。
そのおいしさをしっかり味わって、残さずいただきたいですね。