箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

畑訪問より(彩都)

2021年06月19日 | 食育・地産地消

箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
5月下じゅん、彩都地区にある農家さんの畑を訪問しました。

この写真はとうもろこし畑。
「ウルトラスーパースイートコーン」というかっこいい名前のとうもろこしが、なんと7000本もあるそうです。

右、真ん中、左で、とうもろこしの大きさ(高さ)がちがうのがわかりますか?
右側は雄花(おばな)と雌花(めばな)がもうさいているとうもろこし、真ん中はまだ花がさいていないとうもろこし、左側には10cm~20cmくらいの、まだひょろっとしたなえが並んでいます。
同じとうもろこしでも植える時期をずらすことで、順番に収かくできるようにしているそうです。


<「ベビーコーン」って、なあに?>
農家さんから「ベビーコーンを食べたことがありますか?」と質問されました。
ベビーコーン?かんづめでよく見るヤングコーンのことかな?と思ったら、もっともっと小さいとうもろこしの赤ちゃんのことを「ベビーコーン」と呼ぶのだそうです。
ベビーコーンを見せていただきました。

 

花がさいている株の、一番上についているとうもろこしは収かく用。
大きくなるまで、そのまま大事に残しておきます。
その下の方にある、少しふくらみ始めたかな、というくらいのとうもろこしをとって、タケノコのように皮をむくと、中から小指よりも小さいとうもろこしが出てきました。
これが「ベビーコーン」です。
そのまま生で食べてみると「やわらかくて、あまくておいしい!」
初めて食べる味に感動しました。


<ズッキーニを守るたまねぎ>

こちらはズッキーニの畑です。
植えられたズッキーニのそばに、収かく後の葉がついたままのたまねぎが置かれていました。
たまねぎを落としたのかな?
いいえ、そうではなく、わざとたまねぎを置いています。
これには秘密があります。
ズッキーニは、「ウリハムシ」というキュウリやメロン、かぼちゃなどウリ科の野菜を好む害虫に食べられてしまうことがあります。
この害虫からズッキーニを守ってくれるのが、たまねぎ。
たまねぎのにおいや成分に防虫効果があり、たまねぎを横に置いておくだけで虫がこなくなるそうです。
農薬を使わなくても虫から野菜を守ることができる、すばらしい工夫ですね!


今回おうかがいした農家さんは、「収かく体験」ができる農場もされています。
「自分が野菜が苦手だったので、野菜が苦手な子どもたちにも興味を持っておいしく食べてもらいたい」という思いからだそうです。

畑を訪問すると新しい発見がたくさんあり、とても楽しいです。
毎月の給食だよりにも「箕面の畑だより」をのせています。
お話のほんの一部ですが、農家さんがどんなことを思いながら野菜を育てているか、どんな思いで給食に納品してくださっているか、そんな農家さんの思いを少しでもお伝えできれば、と思います。

箕面の農家のみなさま、これからもよろしくお願いします。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月18日(金)の給食 | トップ | 6月21日(月)の給食 »
最新の画像もっと見る

食育・地産地消」カテゴリの最新記事