みどりの野原

野原の便り

11月5日 くっつき虫

2023年11月05日 | Weblog

二上山でくっつき虫植物の観察

コセンダングサ・アメリカセンダングサ・ヌスビトハギ・アレチヌスビトハギ・イノコズチ・ヒナタイノコズチ・ハエドクソウ・ダイコンソウ・オオオナモミ・コメナモミ・ミズヒキ・シンミズヒキ・チジミザサ・ヤブハギ・ウマノミツバ・・他
帰ってメモを見てみると20近くのひっつき虫植物があった。


アメリカセンダングサ 
頭花のまわりを取り囲む総苞葉の大きさや形が個体によってずいぶん違うものがあった。
果実はひっつき虫。
痩果先端には返しトゲのついた冠毛が2個あり、触れた動物の毛や人の衣服に突き刺さる。


チカラシバの果実 ひっつき虫とは思っていなかった。
よく見ると、果実の柄の部分や毛(総苞毛)に細かい突起状の毛が付き、それが衣服などに引っかかるようだ。


ヌスビトハギ 節果は2個 
果実の表面には先が鉤状になった毛があり、引っ付く。


イノコズチ 
果実の基部に付くヘアピンのようなもので引っ掛かる。

 
ハエドクソウ イノコズチと似たような果実の付き方。
そっくりさんだが、ハエドクソウ科・ヒユ科 と、全く違う科の植物


キンミズヒキの果実 
ガク筒の部分に鉤のある刺がたくさんついていてひっつく。


ダイコンソウ 
一つ一つの果実の先の花柱の先はS字状に曲がっている。
果実が熟すと、先の柱頭部が取れて、鉤状になる。


チジミザサ 果実が熟すとノギに粘液がでるようになる。


コメナモミ 総苞には腺毛があり粘液を出す。


オオオナモミ 
果苞には先が鉤状になったトゲが密生。
面ファスナー発明のアイデアはオオオナモミから生まれたとか。

鉤になった毛で引っかかる。粘液でくっつく。ヘアピンで引っかかる。逆さ刺でくっつく・・
種子の拡散に人や獣などを利用するとは。うまく考えた?ものです。
意図せず、今日も種子散布に協力してしまった私です。


ケシロヨメナ


オケラ


帰りの山中の下りには参ったが、無事降りてくることが出来た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする