娘と壱岐島3泊の旅
飛行機出発が朝早いため、夕べは娘宅に前泊。
5時25分発の空港バスに乗車。
すでに大勢の人が列を作って待っていてびっくり。
こんな早くからみんなどこへ行くの?・・って、私たちも同じや・・。
伊丹空港で夜明け。福岡空港へ出発。
伊丹から壱岐島行き航空便があり、その方が早い。
・・が、娘は船好きで、往路はフェリー(きずな)、帰路は高速船ジェットホイールに乗る計画にしている。ちょっと変わり者。
12:20 壱岐島 郷ノ浦港に到着。
レンタカーで出発。
壱岐島(長崎県)
・南北17㎞、東西15㎞ 玄界灘に浮かぶ小さい島。
・国生み神話で、イザナギノミコトとイザナミノミコトが、淡路島・四国・
隠岐島・九州の次、5番目に創造したという壱岐島。
(その次に対馬・佐渡島・本州)
・魏志倭人伝には「一支国(いきこく)」というクニの名で記される島。
・北九州から壱岐、対馬、朝鮮半島のルート上にあり、戦場にもなる。
・遺跡や古墳(280基以上)・神社が多い。
・海岸の景勝地 等々見どころが多い。
今日は郷ノ浦周辺の8か所ほどを回った。
観光地図にない見どころもあり、道沿いの表示に注意して走る。
*壱岐渡瀬のアコウ
表示に気付いて海の方に下る。
きれいな入江に突き当たる。
アコウ(クワ科)の巨樹 すごい!
長崎県天然記念物 アコウの北限地でもあるそうだ。
さっそくの見ものにテンション上がる。
*牧崎公園
海沿いの広ーいところに出た。凧あげをしている人がいる。
ここは牧崎公園。草は刈ってあるのか?芝地なのか?
*鬼の足跡
海に近づくと・・ぽっかりと落ち込んだ大穴。「鬼の足跡」
こわごわ覗く。直径53mもある深くて丸い穴。
海にも通じている。
周りは海蝕崖が連なる。
南大東島の「海軍棒プール」みたいなところもあるなあ。
泳ぐにはあの崖を下らないと・・
ゴツゴツの玄武岩の溶岩
こんな崖の厳しい環境に咲くキクの仲間。
これは キクタニギク(アワコガネギク)?
ダルマギク? ふわふわの葉
植物名はわからないものが多い。違っていたら教えてください。
途中にあったアスパラガスのハウス
*天手長男神社(あめのたながおじんじゃ)
長い階段を登って神社へ。
少し離れたところに・・
*天手長比売神社(あめのたながひめじんじゃ)跡
ここも階段を登る。神社は上記の天手長男神社に合祀されて社はなかった。
面白いのはこの灯籠。
お城の石垣のようにきれいに石が積まれている。
灯籠の上には「逆立ちの狛犬」屋根には「扁額」がついている。
こんな灯籠は初めて見た。
扁額には「天手長男神社 天手長比売神社」の文字。
黒崎半島を先の方へ下る。
*黒崎砲台跡
古墳の石室入口のようなところを入ったが、立ち入り禁止のところに突き当たって、中は見えなかった。
昭和8年に完成したが、実践には使われないままに、終戦後解体されたという戦争遺産。
*猿岩
海辺へ下る。
見た瞬間 まぎれもなく「猿」だ。
*観音(岩)和多
海蝕崖に海から見ると観音さまに見えるという細い立石もあった。
途中にあった マムシグサの仲間 ムサシアブミ??
ホソバワダン? これもあちこちで見た。
17:30今夜の宿に到着
夕食に「壱岐牛」が出てうれしい~。他に天ぷらや茶わん蒸しなども。
部屋は広くはなく、トイレも部屋になかったが、夕食はおいしかった。
今日はお天気もよく暖かかったので、麦焼酎 壱岐っ娘 の水割りをお代わり。
風呂は鉄分の多い赤湯のナトリウム塩化物泉
ここ湯本温泉は神功皇后が三韓出兵の帰路に立ち寄った際に温泉を発見したと言われるところ。
応神天皇の産湯に使われたとの伝説もあるらしい。
良いお天気で気持ちの良い一日だった。 続く。