みどりの野原

野原の便り

6月14日 市尾~国見山 周辺 ウマノスズクサ ジャコウアゲハ

2015年06月14日 | Weblog
今日のいち押し、ウマノスズクサとジャコウアゲハの幼虫
 
ウマノスズクサ たいてい草と一緒に刈られてしまうが、ここはよく成長していた。
     ウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハの幼虫もいた。


帰り道で見つけたサナギ その形から お菊虫 などと言われたりする。
後ろ手に縛られたお菊さんに見えるかな?

国見神社・国見山周辺の山道で

 
左)コクラン(花が咲いていた)や、アリドオシ

 
      左)ムラサキニガナ             右)ホタルブクロ 

 
硬そうなイモムシはボクトウガの幼虫だった。 
 右)誰かがつばを吐いたような泡が地面のあちこちに。アワフキムシの仲間としかわからない。


尋ねられたハムシも種名まではわからず・・

日向から大和を目指した神武天皇が、数々の抵抗を排し、熊野からこの地に到達され、山に登って国見をされたという嗛間の丘(おおまのおか)それがこの国見山らしい。
トンボ(秋津)の連なったような景色に見え、その時に詠まれた歌から日本を「秋津洲」と言うようになったとか・・

同行の1人は地元の方で、ここは遊び場だったらしく、昔はマツの山でマッタケが採れた。いろんな木や草があってよく遊んだ。と懐かしいような、ちょっと様変わりして淋しいようなお顔をされていた。


   カボチャの「棚づくり」
カボチャは畑にごろごろ転がっているものかと思ったがここでは棚づくり
こうすると土が付いて黄色く変色することもなく、色形姿のよいカボチャができるらしい。

三光丸
和漢胃腸薬を作っておられる会社の資料館などを見学

①甘草(かんぞう) ②黄柏(おうばく) ③桂皮(けいひ) ④当薬(とうやく) ⑤半夏(はんげ) ⑥辛夷(しんい)・・・
和漢薬の原料となるものは難しい名前が付いているが、①カンゾウ(マメ科) ②キハダ ③ニッケイ ④センブリ ⑤カラスビシャク ⑥コブシ・・などよく知っている植物も多い。

見本を触ったりできるものもあり、少しいただけたりした。
植物だけでなく、鹿の角(鹿茸 ろくじょう)・牛の胆のうや胆管の中に病的にできる結石(五黄 ごおう)もあってビックリ。先人はどうやって薬になることを見つけたんだろう。

田植え真っ最中の田もあるのどかな御所の道を駅へと戻る。
コメント
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