八戸の里にあるおもちゃ博物館 「宮本順三記念館 豆玩舎 ZUMZO(おまけやズンゾ)」 (「ZUMZO」は宮本順三さんの号)
江崎グリコのおまけ玩具が展示されている。
最初に、この博物館の相談役をしておられる岡田三朗さんよりお話を聞く。
岡田さんはオルファカッターの創業者。
自然の中で遊び道具もすべて手づくりといった少年時代の話。
そして、江崎グリコの創業者江崎利一さんの話
薬修業を営んでいた江崎さんが、郷里の海でカキ(牡蠣)の茹で汁が捨てられるのを目撃した。カキにはグリコーゲンが含まれているとの記事を思い出し、汁をもらって帰り分析してもらった結果、グリコーゲンやカルシウムなどが含まれていることがわかり、子どもたちの健康づくりに活用しようと思い、今までの仕事をすべてやめて「グリコ」と名づけたグリコーゲン入りのキャラメルの製造販売を始めた。
はじめはキャラメルの箱にカードを入れていたらしい。
そこへ、デザイナー宮本順三さんが「おまけを作りたい」と入社(1935年)
それ以来、工夫を重ね、戦争時は材料不足や徴兵等もあったが、1997年までグリコのおまけを作り続け約3000点にもおよぶという。
1998年、宮本夫妻はそれまでに収集した海外や日本の玩具や民芸品を集めた私設博物館をオープン 館長になる。
そして、岡田三朗さんとの出会いがあって、岡田さんは今は記念館の相談役として支えておられる。
館内にはおまけが並ぶ。
遊び道具。自動車 電車 日用品 電化製品・・これらを見ているとおもちゃも文化だなあと思う。
木ありブリキあり紙あり・・いろんな素材で作られたミニ玩具 今からでも集めたいような・・素朴なオモチャ達
さて、今日は物作りの好きなメンバーと一緒に岡田三朗さん考案の「サブローごま」を作る。
子どもにも人気だそうだ。
先ずはカッターの使い方から講義。この頃はカッターを使ったことがない(使わせてもらっていない)子どもが多いそうだ。
危ないと使わせないのではなくて、きちんと使い方を知って工夫して遊んでほしいと願っておられ、さまざまな活動をしておられる。
サブローさんのデザイン力もですごい。絵柄はかわいい。
さて、こま作り
とはいっても、丸く切った厚紙の中心に開けた丸い穴にビー玉をはめこんで、赤い紙を貼った「こまの土台」は作ってくれてある。あとは型紙どおりに切って色塗りをするだけ。
今も子どもの心を持った大人たち。しばらくは切ったり塗ったりに集中。
可愛い「こま」ができた。土台に切って塗った紙をのを乗せて回す。
2枚目は回るスピードが少し落ちたところで写真を撮った。
これだけは私のデザイン 回すとわからなくなりますが・・
午後からは司馬遼太郎記念館と商業史博物館に分かれる。
私は河内木綿の展示があるという大阪商業大学の中の商業史博物館コースへ。
学内の「谷岡記念館」の中にあった。
「谷岡記念館」は『昭和初期の建造物である旧校舎を移転 復元した』国の登録文化財となっている建物
内部は木造の落ち着いた造り。
そこで大阪の町の営みを展示した数々を見る。
北前船のミニチュアもあり、説明してくださった。
主に北海道から日本海回りで下関から大阪へと、船主が米や昆布や途中の港で買い付けたものを行き来しながら商売する。
船は手づくり感満載の帆船。 右)水の中でも入口が下になり中のものが濡れないようになった船箪笥の展示もあった。
河内の産物「河内木綿」 ワタの実から種を取り除き、紡ぎ、布を織る。
いろんな道具はどれも素朴なものだった。
田畑に水を送る水車
子どもに返り、昔の仕事に触れた1日だった。
江崎グリコのおまけ玩具が展示されている。
最初に、この博物館の相談役をしておられる岡田三朗さんよりお話を聞く。
岡田さんはオルファカッターの創業者。
自然の中で遊び道具もすべて手づくりといった少年時代の話。
そして、江崎グリコの創業者江崎利一さんの話
薬修業を営んでいた江崎さんが、郷里の海でカキ(牡蠣)の茹で汁が捨てられるのを目撃した。カキにはグリコーゲンが含まれているとの記事を思い出し、汁をもらって帰り分析してもらった結果、グリコーゲンやカルシウムなどが含まれていることがわかり、子どもたちの健康づくりに活用しようと思い、今までの仕事をすべてやめて「グリコ」と名づけたグリコーゲン入りのキャラメルの製造販売を始めた。
はじめはキャラメルの箱にカードを入れていたらしい。
そこへ、デザイナー宮本順三さんが「おまけを作りたい」と入社(1935年)
それ以来、工夫を重ね、戦争時は材料不足や徴兵等もあったが、1997年までグリコのおまけを作り続け約3000点にもおよぶという。
1998年、宮本夫妻はそれまでに収集した海外や日本の玩具や民芸品を集めた私設博物館をオープン 館長になる。
そして、岡田三朗さんとの出会いがあって、岡田さんは今は記念館の相談役として支えておられる。
館内にはおまけが並ぶ。
遊び道具。自動車 電車 日用品 電化製品・・これらを見ているとおもちゃも文化だなあと思う。
木ありブリキあり紙あり・・いろんな素材で作られたミニ玩具 今からでも集めたいような・・素朴なオモチャ達
さて、今日は物作りの好きなメンバーと一緒に岡田三朗さん考案の「サブローごま」を作る。
子どもにも人気だそうだ。
先ずはカッターの使い方から講義。この頃はカッターを使ったことがない(使わせてもらっていない)子どもが多いそうだ。
危ないと使わせないのではなくて、きちんと使い方を知って工夫して遊んでほしいと願っておられ、さまざまな活動をしておられる。
サブローさんのデザイン力もですごい。絵柄はかわいい。
さて、こま作り
とはいっても、丸く切った厚紙の中心に開けた丸い穴にビー玉をはめこんで、赤い紙を貼った「こまの土台」は作ってくれてある。あとは型紙どおりに切って色塗りをするだけ。
今も子どもの心を持った大人たち。しばらくは切ったり塗ったりに集中。
可愛い「こま」ができた。土台に切って塗った紙をのを乗せて回す。
2枚目は回るスピードが少し落ちたところで写真を撮った。
これだけは私のデザイン 回すとわからなくなりますが・・
午後からは司馬遼太郎記念館と商業史博物館に分かれる。
私は河内木綿の展示があるという大阪商業大学の中の商業史博物館コースへ。
学内の「谷岡記念館」の中にあった。
「谷岡記念館」は『昭和初期の建造物である旧校舎を移転 復元した』国の登録文化財となっている建物
内部は木造の落ち着いた造り。
そこで大阪の町の営みを展示した数々を見る。
北前船のミニチュアもあり、説明してくださった。
主に北海道から日本海回りで下関から大阪へと、船主が米や昆布や途中の港で買い付けたものを行き来しながら商売する。
船は手づくり感満載の帆船。 右)水の中でも入口が下になり中のものが濡れないようになった船箪笥の展示もあった。
河内の産物「河内木綿」 ワタの実から種を取り除き、紡ぎ、布を織る。
いろんな道具はどれも素朴なものだった。
田畑に水を送る水車
子どもに返り、昔の仕事に触れた1日だった。