みどりの野原

野原の便り

6月1日 龍王山 ササユリ ガンピ ネジキ

2015年06月01日 | Weblog
「今月の行き先は龍王山にしませんか」友人からメールが来たが・・
「前に行ってすごくしんどかった思い出があるので大丈夫かなあ・・」と、私の返事は後ろ向きのものだったが「連れもってゆっくり歩けば大丈夫よ」との返事にまあ何とかなるかと。
集合場所のJR柳本駅に3人集合。

先ずはトレールセンターで一息入れてさあ出発。・・と思って歩きだしたら、道が違っていたらしい。トレールセンターにいたお爺さんが「そっちじゃないよ」と。
修正して歩き始め。おじいさんが途中 崇神天皇稜過ぎまで道案内 観光案内をしてくださった。毎日1万歩を歩いておられるという。
 
水をたたえた周濠のある崇神天皇陵 「山辺道勾岡上陵(やまのべ のみちのまがりのおかのうえのみささぎ)」として陵墓に指定され、宮内庁が管理 
江戸幕府からの補修要請に、柳本藩主織田信成は幕府と交渉して、水不足に悩む柳本の農民のために濠を広げたという。「堀の堤には前は桜が植えてあったが後に松に植え替えられた」と案内してくれたおじいさんの話。帰って調べてみたら、『この補修の際、堤には松をときめられていたが、後年繁茂すると田畑の障害となることを恐れ、藩祖長益の好んだ桜を植えた。
「柳本の御陵の桜」として親しまれたが、明治中期 国家体制のため伐採され、松並木に変わった』                 右)龍王山へ4キロの道標 いざ龍王山へ。
今日のコースは南から登り、南山城跡~北まわりで下ることにしている。
 
山道に入る。最初は川沿いの道、涼しい。
かなり歩いたつもりが山頂まで2.5キロ
山道は急な所や丸太の階段など・・木陰で涼しいのがありがたい。

一生懸命歩いていたせいか?ぼーっとしていたのか?途中の龍王山古墳群やあったらしい石仏も見逃した。
前に来た時は古墳群も見た。見落とすとは思わなかった。

長岳寺奥之院への道標があったので横道に入る。
あっけないほど近く、すぐに到着

火炎を背負った不動明王石仏 肉厚に彫られお顔も恐ろしくなく人間的なお姿だった。
さあと歩き始めたが下り道。地図を見なおしたが・・もう一人の地図を見ると・・
「えっ?」地図が違う。同じマップなのに、間違いを修正されたのか? 

軌道修正して植林の中の暗い道を登ると車道にでた。
龍王山へは3度来ている。1度は柳本駅から。2度目はトレールセンターに車を停めて。3度目は子どもたちと車で来た。
車でくれば楽ちん。頂上まではすぐで、しんどい歩きは省略できるが、その分楽しみも省略?してしまう。
三角点のある龍王山南城跡を目指す。

水の神 龍神を祀る「柳本 龍王社」 龍王山にはここと帰り道にある「藤井 田龍王社」と2つの龍王社がある。
途中でいろいろ見たので30分ぐらいかかって頂上 龍王山南城跡に到着
龍王山山城は十市遠忠の築城で、南城と北城からなる山城だ。

 
 龍王山山頂 二等三角点 標高585.73m  
     右)金剛・葛城・二上山や奈良盆地の展望 うまく写真に撮れない。
ここでお弁当を食べて、下る。北城跡はパス

 
              下り道の石仏
北のコースを歩き始めて、この道が楽に思ったが、えぐれた道や急な下りもあって、どちらも似たようなもの。北コースの方が距離は短い。
柳本駅まで無事到着。涼しかったしゆっくり歩いたので前ほどにはしんどくは感じなかった。

途中で見たもの
   
今日の主役はササユリ 3.4本あった。 疲れも吹っ飛んだ。
               右)ガンピ 小さいが薄い黄色の可憐な花 
 
オカタツナミソウと思う 花色は白だった。        頭上にネジキ満開

 
マムシグサの仲間 調べた結果ではムラサキマムシグサかと思うが確かではない。

 
蟻地獄がたくさんあった。アリを捕まえて入れてみた。中から動きはあったが、餌が大きすぎたのか逃げられてしまった。私とは趣味の違う友達だが、おもしろがってくれた。                    右)ジョウカイボンの仲間 交尾中
久しぶりに龍王山に登れたし、いろいろ見れたので行った甲斐があった。
コメント (1)
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