京都と朝鮮とはこんなに深い関係がありました。京都と朝鮮については多くの書物が出されており、一生かかっても読み切れませんので関心の深いところからぜひお読みください。
1、明治からの「狂った時代」は、帝国主義と絶対主義的な天皇制にある。
日本が侵略した歴史と加害責任、その後遺症はいまだ癒えていない
さて、日本の義務教育で教えている歴史は、殆どの学校では、江戸時代まで教えると時間切れとなり明治・大正・昭和はあまり教えてこなかったのではないでしょうか。明治時代。大日本帝国の政治や歴史を教えるときになって、日本の伝統は天皇中心の国だったと説明しても、江戸時代までは武将が実権を握っていた歴史を教えるのですから、嘘をつくことになります。絶対主義的天皇制による「近代日本」の朝鮮侵略・日清・日露戦争、日中戦争、第二次大戦へという天皇と大日本帝国政府の戦争犯罪責任、他民族圧殺と日本国民への弾圧の歴史を教えてこなかったのです。
植民地に反対した民族解放運動の歴史を教えてきませんでした。
さらに、イギリス・ドイツ・フランス・アメリカ・ロシアなどのアジアへの帝国主義国の侵略の歴史や、中国をはじめ「アジアのめざめ」と言われた、イラン・トルコ・インドネシア・フィリッピン・韓国などの植民地に反対した民族解放運動の歴史を教えてきませんでした。
今、自民党や維新の会は、明治から始まった帝国主義的国際犯罪の歴史を、国際貢献を目的していたのだと歴史を書き換えて、日本国民の中でも命をかけた民主化闘争があり、戦後、新憲法制定過程でも国民の立場にたった憲法草案が提案されるなど、憲法9条をはじめ国民が勝ち取ってきた主権、在民、平和と民主的な権利を剥奪し、天皇を中心にした国を復活させようとしています。
このことがアジア諸国の人々と友好が結べない最大の原因となっています。これが歴史認識の違いです。
歴史の真実はどうだったのでしょうか、
大日本帝国は、「西欧国際政治体系」にくい込みアジア支配の野望のもとに、韓国・朝鮮をアジア侵略の拠点とするため軍隊を動員して植民地とし、土地を奪い、姓名を奪い、言葉を奪い、民族を奪い、国を奪い、女性を日本軍の性奴隷にし、日本軍隊の尖兵として強制動員して命まで奪うという残虐な支配を行いました。
私は、これらの武力による植民地化、皇民化と侵略行為は当時の国際法(西欧列強世界観による)に照らしても明らかに違反しており、日本側から朝鮮、韓国、中国、その他の国々に「謝罪と補償を行うことは当然のこと」だと思うのです。今思えば一部列強国の帝国主義的談合そのものです。