向日市長は、アクションプランと称して市民負担を増やしたり,補助金をカット
したりしているが、老人会の自主サークルから負担金を集めようとしていたが、
「世話人会」で正式に徴収しないことに決まった。
市の横槍をお年寄りが拒否し、自主性を守りぬいた。
しかし、老人会への補助金が減らされないように、高齢化社会で会員が増える
のだから増額されるよう引き続き頑張らなければならない。
この実現に、若干お手伝いをしたので報告しておきたい。
そのⅠ、申し入れ
2006年2月16日
向日市長 日本共産党向日市議会議員団
久嶋 務 様 団長 大橋 満
向日市老人福祉センター桜の径世話人会会則
第11条第1項の改正により「サークル・同好会負担金」を
徴収しようと言う提案の、撤回を求める 申し入れ
2月7日(火)午後1時30分より桜の径大広間で、平成18年度老人福祉セン
ター桜の径施設使用説明会が行われた。その席上、18年度よりサークル・同好会
負担金を徴収したい旨、金額を含めて市の担当者から説明が行われた。
参加者から、驚きと怒りの声が上がっており、波紋が広がっている。
事務局は、3月3日の許可願い提出締切日までに、意見があれば出してほしいと
説明しているが、意見がなければ承認されたものとして、4月から負担金を取ろう
としている。
今回の、負担金徴収は、「規約改正を行ってから」とのことだが、改正手続きが
間違っており、直ちに提案を撤回すべきである。
そうして今後は、会則を守って運営していただきたいものである。
1、 会則を変更しようとする場合は、会則第7条5(4)でその方法が決められ
ている。それは、総会を開き出席者の半数以上の賛成が必要、可否同数の時は議
長が決する。
総会の議案として提出するには、実行委員会で提出議案を審議すると、9条2
(1)で決められている。
2、今回の場合は、①実行委員会を何時開かれたのか。
②会則変更を「総会の議案」とする事を、いつの実行委員会で決められたのか
③「施設使用説明会」でなく、総会を開いて決めなければならない問題である。
④市が「説明会」で提案するのではなく、「実行委員会代表」が総会に提案す
べきものである。
3、他のところで決めておいて、次の総会で「事後承認」を得る問題ではない。
4、集めたお金は、市主催の行事の「赤飯」、実行委員会行事の「パン代」とのこ
とだが、不適切である。市主催のものなら、計画に見合った予算を立てるべき
である。
また、実行委員会主催のものなら、実行委員会で行事内容と予算を決めればよ
い。
5、さらに付け加えれば、最近の運動場整備費分担金は本来違法なものである。市
の施設設備の整備・充実に、いかなる名目であれ、寄付金を強制するのは違法
である。
もし、サークル・同好会に負担を求めたいのなら、規約の変更の前にサークル
・同好会責任者に集まっていただき、使いみちを含めて同意を得るための会議
を開くべきである。
以上
その2、議会での質問
さらに、3月議会の市長に対する一般質問で、他の事例もだし市長の市民いじめを
止めよと追及した。以下の文章が質問全文である。(質問の第Ⅱ項目でした。)
Ⅱ、補助金・負担金等の削減に反対すると共に、一方的な負担の押し付けにも反対
する。
「法律に抵触するような方法」また、「それぞれの団体の規約を曲げるような方
法」を取ることなく、あくまで市民との話し合いを重視し、合意がなければ実施
しないことについて 問う。
市長は、今年度中『答申』にもとづき、順次補助金カットの作業を進めると表
明しておられるが、答申の内容は議会で同意したものではない。市長が進めてこ
られた行政施策で議会の同意を得ていないものを、無理やり進めようとしても上
手く行かなかった事を思い起こすべきである。順次進めると言うが、その方法に
ついてどのように考えているのか ご説明願いたい。
一方的な、新たな市民負担の押し付けには反対である。
基本検診が無料で受けられると言う事は、健康都市として最良の施策だった。
何の前触れもなく、それをカットするのは、市民に大きな不信をもたらすもの
である。
市長就任時私が行った、最初の『市民検診は引き続き無料で』という質問に対す
る答弁で、市長は「基本健康審査については、現在、向日市では一部負担金を導
入しておりません。市民の健康づくりを標榜している私といたしましては、今後、
財政状況等をにらみながら、公平・公正な観点から、十分に検討していきたいと
考えております。」と答弁されております。
この答弁の内容は、① 今導入していない事は良い事だ。
② 健康都市を標榜している私としては、当然のことである。と自らを評価して
③ 今後も財政状況を見ながら、続けられるよう十分検討する。と言うものです
が、今回のカットする措置について、市長は就任当初より考えが変わってしま
ったのか、それとも最初の時から機会があれば有料にする と考えながら、
あのような答弁をされていたのか?どうか お聞きする。
さらに今年は順次補助金カットの作業を進めるということは、この例のように
議会や市民と何の相談もなく一方的に決めていくつもりなのか
どうか お聞きする。
次に、最近このような事例があった
それは、平成18年度の「桜の径」施設使用説明会の席上、市職員が、老人クラ
ブ会員が自主的にサークル・同好会として活動をしている人びとから、人数に応じ
て負担金を取りたいと思うので意見を出していただきたいと、提案説明し、具体的
に10人以下は、一律1000円・10人を超える一人につき100円加算・50
人以上、一律5000円。合計見こみ額は、63000円だというのです。
サークル・同好会は自主的な組織で、規約に基づいて運営されている、その規約
のなかに、規約の変更をはじめ新しい事をする場合、「実行委員会」から「総会」
に提案して決定すると決められている、
市の「施設使用説明会」に集まった人に、市職員が、規約を改正して負担金を取
りたいと説明するのは全く相応しくないことである。場違いと言う事だ。別にサー
クル・同好会代表者の説明の場を設け、市からではなく、実行委員会から説明すべ
きだ。
本来市の職員は、自主サークルなどの規約を守って運営しなさいと、指導しなけ
ればならない立場にありながら、それができなかった。
今のままでは、「規約違反」の内容を元に戻さなければなりませんが、もし誰も何
も言わなかったらそのまま負担金が徴収されることになっていたのです。
集まった金の支出面では、市の行事のときに、以前は市が支給していたものを
出せなくなり自主サークルに肩代わりさせて支給を続けているが、その財源とする
ためだった。もらった参加者は市から、いただいたと思っている。このようなやり
方は正しくない。
だから、いったん提案した事を全て撤回し、規約を守って運営するようやり直す
べきだと思う。
何故このようなことを申し上げるのかといいますと、以前にも、これに良く似た
ことがあった。公民館・コミセンの有料化をしようとして、公民館サークル代表者
の会場利用説明会の席上、市教委から有料化が提案され大問題になったではありま
せんか、こんな方法で市民負担を増やしたり、有料化をを押し付けてもらっては困
るのだが どう考えているのか、お聞きしたい。
さらに、もう1つの事例は、センタ‐横の運動場の整備が行われたのですが、利
用しているサークルに整備費の,全部が割り当てられたのです、市の担当者に聞くと
「整備するとは聞いていたが、利用者が費用負担されているのは知らなかった。」
と言うのである。
これからも、このようなやり方を認めるのかどうか、であります。
私は、この事例を正しく処理していただきたいと思いますが、
そのこと以上に新たに市民負担を求めようとするときに、「こう言うやり方は間違
っている」と言う事をもうしあげたいのでありますが、市長は、このような方法を
取らない事をはっきりとお約束いただきたいと思うが どう思われるか 問う。
私は、市長が、行政改革諮問会議と補助金削減検討委員会の答申を実行すればす
るほど、このように法律や規約や慣例を無視したり、軽視したりして、市民と行政
の信頼関係が破壊され、住民の福祉の向上に役立たないものだと言う事が明確であ
り、止めるべきである。また、行革推進・補助金カット行政は、こう言う形で市民
負担増となって現れてくるのであります。だから、国・府に対して『ニセの行革や
めよ、補助金カットを止めよ』と要求していただきたいと思うが どうか。あわせ
てお聞きする。