柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

残足

2018-02-25 08:08:43 | Weblog
足が残っていた。スケート界の業界用語ですか、陸上でも使うんでしょうかそれは知りませんが、そういえば距離スキーでも解説者が使ってましたね。最後の差し足、余力の事ですが、昨夜の高木姉さん強かったですね。あんな小さいのがまさかと思うわけです素人は。どうして妹が出ないんだ?もう一人が転倒で決勝出られなくて、ああこりゃダメじゃなぁと思い、しかしこの姉さんはたくさんの競技に出るなぁとも感心し、であの結果で、彼女は国内ではトップもトップの選手なんですね。いえこんなことは五輪だからよく経験します、日本新記録出しても全体で10位以下とか。彼我のレベルの差はまことに大きいのです、あの体格差が象徴的です。そこを勝つ。日本人固有の琴線DNAに共振するのです、柔よく剛を制す、個人で負けてもチームで勝て、個じゃない 和だ。マスコミがこれでもかと煽る、褒めそやす、それを見ている方も感じ入る。そして情の世界になだれ込む。根性論、精神論、自己犠牲賞讃。これもうっとうしい(今の言葉遣いで、めんどくさい)。安易なこちらへの傾倒こそが全体主義への道なのでしょうに、安倍施策ではなくて、と天邪鬼は思います。で、姉さんです。最後の最後にオランダの大きな選手がカーブを曲がり切れずに大きく膨らんだところを逃さずに差した彼女の脚力でしたね。でも、途中先頭について行く姿はパシュートか?と思うほどで前の選手とピタリと足運びが揃ってる。体格差、つまり足の長さの差、歩幅の差があろうに相手のお尻に顔をつけるような距離でついていく。小さいからできる、んでしょうかね。普通に走れば敵わないけれど、相手のミスにつけ込むには離されてはならぬ。こういう構えがいかにも日本人好みで、よくやった!に繋がるんですね。トンガリオヤジの私は涙して見てるのでした。カーリングの女子もメダルを獲って、今五輪は女子の大会でしたね。でも数でみれば、羽生、宇野、渡部、平野、もう一人、男も5人ですか。これだけ獲れれば関係者はニンマリでしょうねぇ。獲るべき人が獲ったという評価でしょう。これだけ獲れば、私がよく批判してるような神風報道とも言われずにすみますか。大団円に終われました、御同慶の限り。
コメント
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