右足に感謝する。あの怪我からの回復劇は今後いやと言うほど聞かされる(TVが群がる)のでしょうが、彼のコメントは実にキャッチーで上手ですね。前日のSP終了後のつぶやき、皆が読唇して「ただいま」だったそうで、こりゃやられたと昨日書きましたが、現に金を獲ってしまうと吹っ飛んでしまって。あの大怪我からの根性物語が何本も創られるのでしょうねぇ。久しぶりのスポーツスターです、競技中の大歓声。終了後のアプローズ、大相撲の理事長挨拶よろしく四方に向き変えて礼をするんですが、どの向きからも大歓声が湧きます。こんなのはビートルズのワシントン公演の古い古い映像で観ただけです(私は)。五輪で連覇なんてのは運動能力の凡人以下の者には想像すらできませんが、現にやってしまうとその人の言は全て真ですからね。宇野さんも立派だったこと。羽生の後、SP二位のスペイン選手の後の最終演技という緊張を撥ね返すわけです。女子のジャンプを思い出します、銅の高梨の大ジャンプを銀、金の順に二人がきっちり飛び越して行くあの実力差。羽生もそうでしたがノーミスの演技ではないのです、どころか彼は一回転倒しました。でも、二位です。点数の付き具合は複雑煩雑過ぎて素人にはわかりませんが、あの減点方式は演者を萎縮させましょうねぇ。宇野さんのコメントはよかったですね。羽生に勝つ気でいたようです、最初に転倒してそれは諦めたと。初の五輪で銀メダルなんて大快挙です、マスコミは羽生の弟分としての健気な話を待ってます、羽生さんに憧れて目指してやってきました、緊張したけどみなさんの応援で頑張れましたなんて優等生の言葉を待ってる、事実そう誘導する質問ばかりです。でも彼は乗らない。羽生が怪我して出てこない間、五輪が近づいてきて彼への期待(どうせあなたじゃダメだろうけれどとか、羽生の代わりにとかあからさまに)が高まっていたことにもきっと閉口してたんでしょうねぇ、あの淡々とした受け答えは、全然と言ってもいいくらい羽生を持ち上げないあの口ぶりは彼の自負なのでしょうか、ああいう人なんでしょうか、面白いと思いながら小気味よく聴いてました。葛西はあっさりダメでしたがこれは想定内の事、残るは小平とパシュートで金が獲れれば大団円です。五輪ももうすぐ終わります。
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