矜持

矜持なき舛添氏。新聞見出しです。こういう結果が一番みっともない、恥ずべき行為だというのが日本の文化の筈ですが、この人には通用しなかったですね。散る時は潔く。別に散る時だけじゃないです、非を非と認める、きちりと謝る、こういう態度があればこその許容の筈ですが、その息もわかっていない御仁でした。金に汚い、セコい（議会で使う言葉じゃないですがね、いわゆる汚い言葉、スラングの類。女の子が使っちゃいけませんとたしなめられる言葉ですよ普通なら）、地位に恋恋とする（ここ、彼は何回か目の会見の時に、俺はこの地位にレンメンとしているわけではないと言い、テロップにも連綿と漢字変換されてました、そりゃ違うぞ）とあらゆる罵詈雑言が投げつけられます。みっともないからです。恥ずべき行為だからです。花より団子の野郎なんですね。名こそ惜しけれの芯が通ってなかった。唾棄すべき男と言うわけでした。ま、こうやって逃げれば終わりと思っているところからしてダメですわ。男の風上にも置けぬ野郎で。こう言うと、ジェンダーフリーの方々にはまた別の突っ込み入れられましょうか。
　三菱自動車、くだんの燃費捏造の罪ほろぼし（補償だそうです）に該当車につき10万円払うんだそうです。ゴーンさんの差し金でしょうか。それにしてもこれもとってつけたような、後手の極みのような対応ですね。貰えるなら貰います、なんですが、だからといって、ですね。釈然としない。全て金の世の中です、の証明ですか。さて、スズキの大将、どうしましょうか。
　東電の原発事故の急場でメルトダウンという言葉を使うなと官邸から指示があったと発表されて、ひと騒動です。5年も前のこと、そんな急場の出来事が今ごろ明るみに出る。いまさら誰が悪いと言っても仕方ないでしょうにと思いますが、検証とは遅々としてこんなことではあります。で、当時の官邸と言えばかのイラ菅です、現在の民進党でも未だにスポークスマンしている枝野さんです。イラ菅に管理能力が全く欠けていたことは、早々に亡くなった当時の所長の証言に明らかです、こんな指示は出しそうですよ。徒らに危機を煽って人心を混乱させるな。大義がありますからね。二人は血相変えて反論してますが、どうだかねぇ。未曾有の災害時にこんな二人を戴いていた私たちの不幸ですよ、いずれにせよ。