柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

現実

2016-06-12 09:43:14 | Weblog
オリンピックを前にして各種競技で代表が決まってます、マスコミはいつものように神風報道に向かっています。吹いた例のない神風をいつまで盲信するんだ?なのですが、「資源のない国」にはこれしかないのではありましょう。サッカーです、野球人気が落ち込んで来て(のでしょうが、最近は持ち直してますね)その対極として持ち上げられてきたサッカーですが、ワールドカップやたまに外国リーグの試合を見ると素人目にもスピード、パワーの差は歴然なのですが、あれだけTVが採り上げているんですからなでしこ並みに男の方も世界ランクは上の方かなと思うでしょう?53位です。国際戦の場合に対戦国のクレジットが出ます、その時に小さくちょろっと示されるのですが、今次のヘルツェゴビナ戦も相手は20何位です、こっちが格下もいい所、それを勝てて当然みたいに中継するし解説してる。FAFA53位。まああのFIFAがつけてるランクです、金の撒き方が足りないという話なのでしょうが、それにしても本田の香川の岡崎の長友の長谷川のと、世界で比べたら大したことない連中を担ぐだけ担いで祈祷して、現実から目を逸らしている現状は嘆かわしいことだと思いますねぇ。なでしこの新しい女監督の手腕が、前監督の凡庸さを露わにしたように、ひっくり返す勇気が要りましょうけれどねぇ。世界53位ですよ。分母はいかほど?
 スバルのCM、大瀧詠一の「カナリア諸島にて」が流れてます、名盤 A Long vacation の中の一曲です。あのCM自体があのアルバムに沿うコンセプトですね、思わずニヤリとしますし、何度見てもああええなぁと思うのです。あのアルバムをあの曲々をあの時代にリアルタイムに聞いてきた世代です、CM中で女優が「海を見に行く?」と言う、バックシートの同級生だろう男がいいねぇと応える、ハンドル握る男がよしと頷く。ああいう雰囲気にぐっと来るわけです、ああ、あんなことあったなぁと。あのアルバムをご存知の方は、ジャケットも収録曲もみな同じ色であることを御承知でしょう、そしてこのCMも最後の方でジャケットの絵に似せたタッチの絵を載せます。これにもニヤリとします。CMもそうですがTVやラジオの番組を作るエライさんが同世代の奴らだという何よりの証拠です、そういう意味でもニヤリです。歳をとったな、なのです。ちなみにこのアルバムは1981年のクレジットです。35年前です。うむ、確かに。
コメント
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