サブテン。砂漠の。それはサボテン。別大マラソン見ました。今回も遠い夢でした。いつものようにTVは有力選手だとかをリストアップします。今回は藤田と前田。前田は知りません。藤田は箱根のスター、駒沢大学黄金期の中心選手、富士通には入って一度は日本新記録を作った人、まぁそれなりのキャリアの持ち主ですが、最近は全くの鳴かず飛ばず。元日の駅伝走ったんですかね、それも知りません。途中から外人に置いていかれて、日本人の集団で駆け引きする。男女を問わず、最近のマラソンの新しい価値、日本人トップ、この連呼です。男のマラソンは世界に遅れること甚だしいですが、高橋、野口でトップに躍り出た女子マラソンでもそういう順位の付け方して平気です、恥じません。一体、世界に伍する気持ちがあるのかい?ですね。世界選手権や五輪の選考会としての基準だそうで、そういう意味では日本人トップというのは意味があることですが、記録でなくて勝負にこだわるという言い方があります、つまり負けない工夫する、日本人に勝つことだけを優先することになり、今回のように面白くないレースになります。日本人トップで何分以内という基準はいかがなものでしょうね。赤羽が勝った先の女子のレースでもそういう基準をレースの間中アナウンサーが叫んでましたが、良いやら悪いやら。こちらは優勝しました(タイムが届きませんでしたが)から日本人トップは全体のトップでよかったんですが、今日の別大レース、全体3位でタイムは10分台、がっかり。期待通り藤田は途中で脱落して。解説の宗の兄さんやら陸連のお偉いさんの沢木さん(この人は順天堂大学の強い時の駅伝監督でしたね、この人が辞めてから順大は箱根に出られません)が言いにくそうに言ってました、集団の中での争いに気を取られ過ぎだと。つまり日本人トップにとらわれ過ぎている、という警告です。特に藤田に顕著でした、この人も34歳とかで。サブテンが大きな壁であり、世界標準(最低)記録であることはもう何十年も前から、それこそ瀬古・宗兄弟の時代から、私のような素人でも知っていることです、そして悠々とこの壁を超える人材がなかなか出てこない。男子の長距離はいつまで経っても箱根駅伝を抜けられぬという現実です。箱根でモチベーションが尽きてしまうのでしょう。あれだけ派手にスター扱いされれば、ちやほやされれば、あそこで勘違いしてしまう奴らが出てきても何の不思議もありませんね。甲子園球児のように。あの駅伝で長距離界の裾野が広がったのは確かなことでしょう、中高生の大きな励みになっているでしょう、でもここがゴールになってしまうという皮肉でもあります。その点女子は・・という比較論だけでは断じられぬことではありましょうが、男のマラソン界の為体は深刻に思いました。TVの空騒ぎの分だけ強調されています。
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