柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

懐古

2011-02-08 08:20:50 | Weblog
人見豊。誰だと思います?朝日新聞見てびっくりしました。ひとみみのる、と読みます。瞳みのる。こう書いたらわかりますか。わかる人にはわかるということですが、そう、タイガースのドラマー、ピーです。いや、グループサウンズの雄だったタイガースです、阪神ではありません。先にジュリー、なんて書いてもわからぬ人の方が多くなっているんでしょうね、沢田研二です、の還暦コンサートをBSが特集していて、そこに昔のメンバーが出てきて話してる、岸部修(サリーと呼ばれてました、この人がリーダーでした。背が高かったのでのっぽのサリーというロックンロールの定番曲になぞって。今をときめく俳優岸部一徳です)森本太郎でした、その時の話がっても印象的だったのです、1968年ごろが彼らの最盛期です、その後急速に波は退いたのですが、あの解散以来、瞳みのるに会ってない、連絡も取れないとうもの。そこでジュリー達がカメラに向かって言うわけです、また会おうよと。あれを見ていて、グループサウンズのあの熱狂を知ってる最後の、尻尾の世代の私はへぇ~と甚く感心していたのでした。慶応に入りなおして漢文の先生になって高校の教壇に立っているという話までは週刊誌の知識でありましたが、今朝の記事によると中国文学の偉いさんだそうです。再結成の話やその他の芸能話を一切拒否して、メンバーとの付き合いも拒否しての何十年だったのです。で、記事の写真はなんとスティック持ってます。ああ、やるんだ。これでホンマもののタイガースの再結成が見られますかね。岸部シローは要りませんが。私のような懐古趣味に溢れた者には嬉しい話です。
 もう一つ、ゲイリームーアの死亡記事です。これはいささかマニアックな話題ですみませんが、新聞に載るくらいですからそんなにマイナーな存在ではないわけです、ブルースロックのギタリストです。クラプトンやジェフベック、ジミーペイジ、ジミヘンとまでは並び称されぬまでも、あの強烈な粘るサステインの効いたレスポールサウンドは独特でした。今も「パリの散歩道」かけて聞いてます。泣きのギターなんてよく形容されますが、高い音をあれだけ綺麗に伸ばすのはやはり才能だと思います。もっとも柳ジョージはあんなのはレスポールの音じゃない!ってこきおろしてたのを思い出しますが。合掌。
コメント (2)
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