柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

体感

2011-02-02 08:25:05 | Weblog
宮崎の噴火騒動、凄いですね。空振という言葉を初めて知りました。窓ガラスが割れるなんてどんなもんなんでしょうか。共振というのがありますね。これは日常経験することです。大きな音でステレオ鳴らすとガラスがビリビリ震える、あれですね。エレキギターを大音量で鳴らすと、そばに置いてある生ギターがビーンと鳴り始めることがあります、誰も弾かないのに、これも共振。理科の授業で習いましたよね、物質、つまり製品や品物にはそれぞれ固有の振動数があって、同じ振動数の音やら振動が加わると震えだす。ギターの弦なんてのは震えるためにあるんですから同じ音(振動数の波)を近づければ鳴り始めるのは当然なんですが、不意に鳴り始めると気味が悪いもんです。ガラスがビリビリ震えるのも同じ理屈で、ここまでは私の理解も届くのですが、空振とは何ぞや。ドカンと噴火して、それは地面も大きく震えるでしょうから地震にもなり、字面から想像するに周りの空気(大気)も振動させる。その波が四方八方に伝わってあらゆるものに当たる、もちろん人にも木にも建物にも全てに当たる。ガラスが割れるということは、ガラスの振動数と同じ波が強いということなんでしょうか。それともあらゆる周波数の波が伝わってくるんでしょうか。疑問は、人にはどう感じられるんだろうかというところです。東大の准教授のクレジットで女学者がTVで喋ってましたが、耳に聞こえない波がガラスを割るんだそうです。ううん、簡潔すぎてなんだかオカルティックです。人間の体に合う周波数の波は飛んでこないんでしょうか。ガラスが震えるように、人の体を震わせる空気振動はないんでしょうか。ここが不思議に思います。が、人への被害の報道がないということは、飛んでくる振動の周波数は特異なものだけなんでしょうか。そしてもうひとつは、自然のスケールの大きさですね。あんな遠くで震えたモノがここまで届くという単純な驚きです。空振を体感してみたいと思うわけですが、当地の人達にはとてもそんな悠長なことではないことです。ううむ。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする