柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

外連

2008-12-04 08:43:51 | Weblog
警視庁(刑事モノTVでよく出てくる、何か特別上等な組織みたいに聞こえますがこれ東京都警察のことなんでしょう?山口県警と同等の東京都警。大層に言うなよ、って話)の27歳の巡査長が21歳のチンピラ(しかも拘置中)に恐喝されてなんと500万円渡していたという話です。びっくりしますね。叱られ慣れぬ、怒られ慣れぬとこうなるんでしょか。少々の失敗失態は上司に怒鳴られたら終わりです、後気をつければいいんですが、そう考えないんでしょうね。ごまかしたい。嘘に嘘を重ねる。誰かを介在させれば必ずそいつに振り回される。ローマ春秋の昔から人が繰り返してきた定番です。マキアベリを初め多くの箴言の示すところでもありますが、こうなんですねぇ。全体を見れば、情けない、大丈夫か警官達?!ということですが、焦点絞ればこの巡査長の来し方(育ち方)の問題です。最近読売のコラムが面白いんですが(結構とんがってます)、今朝のもそうです、この話題バッサリやってます。
 寺内タケシがなんと文部科学省でコンサートしたんだそうです。勲章もらってのお返しなんでしょうか。弁が奮ってます、忠臣蔵のようだ、迫害を受けてきたエレキが敵の本拠地に討ち入りするような心境だ、と。この人は全国の高校の体育館でのコンサートを何年も続けて、その昔不良の象徴のように排除され迫害されたエレキの擁護普及に奔走してきた歴史があります。それで有名な人ですが、出始めはベンチャーズで火のついた日本のエレキブームの先頭を走っていた人、加山雄三のヒット曲の演奏で腕を聞かせ、自分はブルージーンズという伝説のバンド率いてバリバリだった人です(ブルージーンズにはのちにワイルドワンズ作った加瀬邦彦がいました)。自分の曲を演奏するというスタイルじゃなくて、ロックやクラシックの名曲や民謡、とくに津軽三味線の曲を弾いたりして走ってきた人です。何年か前に柳井にも来て演奏してました、もちろん見に行きました。上手下手じゃなく、寺内タケシを見に行ったのでした。この人の定番句、いつの世も大人は間違いをする、と、ギターは弾かなきゃ音が出ない、これも聞きました。実際にあれこれやってきた人の言葉は、十分に外連が利いてはいましたが、それなりに響くモノでした。忠臣蔵ねぇ。この人の言いそうなフレーズと思いました。
コメント
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