柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

殿様

2008-12-29 07:58:14 | Weblog
国会議員さん達もお休みです。そうでした、この人達も(この人達こそが)公務員でした。寒空の下に放り出されている人達が沢山いる、そんな「百年に一度」の火急時に、回りの悪いことに年末年始の休みがいつもより多い(今年の組合せが最長なんでしょうね、土日がうまく嵌って)、行政の窓口が閉まってしまうことの重大さを何度も政治関連番組や古館が筆頭ですがニュース番組で聞きましたが、皆さん平気と見えます。地味で鳴っている河村官房長官、お国入りして(山口県選出です)自民党県連の主催のお祝いの席に出席して云々のTV報道です。編集されたそれこそ何秒間かのコメントを聞きましたが、さすがにこっちに帰れば殿様なんでしょう、知事はじめ同業さん達の褒めそやしにご満悦の態、国会やらよく見る内閣スポークスマンとしてのプレスを前にした態度とは全然違って、会場を睨め回す風情、なかなかに頭の中身が見えていい映像でした。山口県も(柳井市も)他の自治体に倣って県営(市営)住宅を緊急避難的に開放しました(金は取ります、当然ながら)、ハローワーク等は年末も開いているんでしょう、それで能事終われりですか。打つべき手は打ってあると、そういう認識でしょう。凍死者が出たり、自殺者が何人か増えれば、人権擁護派がまた騒ぎ出すのでしょうが、セーフティーネットなんてのはどこまでいっても絵空事です、所詮は後追いしかできないのです。何か起こればそれを繕う。用意が足らないなんて非難するは簡単です、どんなことが起こるかわかっていれば用意もできましょうが、という反論に反論できないでしょう。そこを何とかするのが行政だろう、国だろう、国民を守るということだろう?!なんて感情論に変えるしかありません。とにかくこうしましょう、こっちはああしましょうなんてパッチワークです。それ以上できませんものね、そうは思います。でも、この時節下に天下の内閣官房長官が酒飲みながら阿諛追従の海の中でご満悦の態というのもいかがなものかという気はします。いかな地元とはいえ、いかな高位就任祝賀会とはいえ、です。ああ、あなた達も休みなのね。何だか呆れることでした。官僚が悪いとか政治家がしっかりせねばとか言うのなら、実務を官僚達に丸投げせずに、せめてこんな時期だけでも、ポーズだけにしても、官邸に詰めていますとかなんとか意気込みを示したらどうですかね。正月は正月ですって平気に休む。日本人は外人と違います、そんな割り切り方を良しとしません。どうですかね。気が回らぬか、回す気もないのか。どうも後者のようですね、危機感のなさは筋金入りですか。
コメント
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