柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

恒産

2008-12-14 10:51:08 | Weblog
広島の、反麻生の、小泉路線継承者の、大臣でない方の、ガタイ大きく声の小さい中川さんがまたまた言ってます。この人達も二言目には選挙選挙です、民主党やらと同じこと言ってどうするんだと思うのですが、余程に麻生さん気に入らぬのでしょう干されていることとどちらが先かはわかりませぬが。麻生さんでは戦えないと言ってます。どの首相の時もこうやって足を引っ張るのがいます自民党、小泉さんだけが例外で。こう枕を振ったそうです、KYという言葉があるが、麻生さんは空気が読めないだけではなく漢字が読めない、経済がよくわからない、解散がやれないだと。うまいですねぇ、というか素人が言いそうなネタではありますが。もともと安倍さんを皮肉っての言葉でしたが、その反麻生集会に安倍さんの顔も見えて、それが借りてきた猫のような覇気のない顔で、やはり空気読めないご本尊、空気呼べない力のなさでは金輪際甦れないですか。
 その自民党、渡辺ジュニアやら塩崎さんらが声張り上げて内閣批判してます、それはつまり自民党批判につながってます。古賀選挙対策委員長が自分の派閥の集まりで怒ってます、後ろから鉄砲を撃つことは許されない、これが支持率を落とす最大の原因だと。意味はよくわかりますがすごい譬えだなと思ったことです。伊吹さんも、この人えらく足がヨタヨタですそんなに年寄りなんですね、自分の家のことを外でグダグダ言いふらすのはいかがなものかって。与党という語源は、内閣総理大臣を出している(与えている)党、内閣形成に与っている党という事なんでしょうね、最近はたと気づいたんですが(考えたこともなかったのです実は)。野党はそのままに野に下っている党。外野の野。内閣の政策を議会が承認するという原則であり議会が多数決原理であれば多数党の結束が内閣を強く支えるという図式です。一枚板というのはつまり党議の拘束が強い事反論を許さない事なのでしょう。金やポストでがんじがらめにされて、挙げ句単なる一票に成り下がる。それは外から見れば鉄の団結であるわけです。その逆、めいめいが言いたいことを言う、今回のようにあからさまに反麻生集団が現れる、それは陣笠からの脱却であり是々非々の意識高い者達の多さ、開かれた集団なんて評価もあるのでしょうが、団体としての力の弱体化、数の多寡の世界で生きている者にあるまじき態度との側面もあります。顔の見えない多数のほうが気味が悪いし力があります。昔の自民党がそうだったのでしょう、今の公明党やらの宗教団体とか職業欄に団体役員なんて書く人達の薄気味の悪さはそれぞれの顔が見えぬ人の集まりの威圧感なのです。いわゆる圧力団体。権力闘争と言ってしまえばそれだけのことなんでしょうが、本当に世の中がひっくり返りそうなこんな時にどうしてガタガタやるんだ?と思うのです。天下国家を考えるというのはどういうことなんでしょうね。眺めているに、首相の力量もさることながら、一番の律速要素は与党を束ねる人材の有無だとわかりますね。世論調査なんか意に介さない、国家の大事は世論で決まることではない!って撥くことの出来る度量と肚。首相にこうやれ!って指示でき支持するタマ。ひよっこは黙っとけ、ここは言うことを聞け!と一喝できる人物。今で言えば森さん辺りなんでしょうが、この人も何だか弱いことで。政局の不安定は誰かが言うように人材のなさに起因するのでしょう。凡な奴らの揚げ足の取り合いにはうんざりしてます。と、こういう方向は小泉のような者を迎える土壌を作り、さらには強いアジテーター(独裁者)を待つ空気を醸成するのでしょう。曰く閉塞感。戦争前に似た臭いがしてきたなんて言い方もあります。戦争前と違うのはアメリカさんが大変なこと。昨日TVでやってましたがラスベガスでホテル一泊が34ドル、フロリダでは18ドルですって。340じゃないですよ、180でもなく。今1ドル100円しませんから、ねぇ。今更外需の内需のなんて文句言っても始まらないです、トヨタの顔色ごらんなさい。と、言いたいこと言ってる内にやがてこちらにも火の手が回ってくるのでしょうか。人ごとじゃなくなったら人様のこと(天下国家)考えられなくなります、当然です。恒産なくして恒心なしです。どうなるんでしょうねぇ。
コメント
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