柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

世論

2008-12-27 08:03:47 | Weblog
北日本は大荒れの天候のようです。当地も昨日今日と寒いこと。風も吹きますが、空気が冷たい。外に出してる手がかじかみます。じんじん冷たくなってくる感覚です。ぼんやり温いよりきりっと寒い(これを凛と表現しますが)方がいいですね。寒いのは嫌いなんですが、そう思います。もっとも、雪やら風やらの被害のない所に住んでる者の呑気な感想です。正月はこうでなくちゃぁ、なんてもう一つ能天気で。
 昨日予想したとおり、朝日新聞今朝の社説で学力テスト公表問題採り上げてます。「原義」たる労働争議とこの教育争議がこの勢力の二大看板ですから、黙ってはいられません。昨日の毎日社説を受けてどう出るか。なんて構えているとよくあることですがばったり肩すかし、今回もそうでした。学校間の競争、序列化云々の反論をわざと避けて、この制度自体が問題ありと言います。つまり学力調査しようという趣旨の否定です。これまたこの人達がよくやる手ですが、おいおい。文科省やら教育委員会の方針に逆らって公表しようとする知事を非難するのではなく、文科省を叱る論調です。お得意のすり替え戦法です。あんな事言わせるあなた達も悪いよ、って仲介するかの如き態度で大元揺らします。そもそも学力調査しようとなったいきさつはひとえに子供たちの学力低下の実態調査、ひいては原因究明だったんじゃないんですかね。学力低下は連中の主導したゆとり教育という名の弛緩主義がもたらしたものです。これは確かなことです、価値観やら個性とやらの強調が心の節制を育てませんでした。その実態や如何に、という調査だったのでしょう。そんなことくらい素人でも想像つきます、そしてきっとそうだったんでしょう。それを文科省やら文相やらがうまく抑えられなかったもんだから、また世論を窺うに分が悪いとでも踏んだのでしょう、正面切っての反論せずに(平等公平至上主義振り回さずに)この調査自体を非難します。50億円の予算と多大な手間暇をかけるほどのことだったのかなんて。締めの文章がふるってます、この費用があればどれだけ教員や学校施設の充実に回せるだろうかって。教員に金回せ?教員を腑抜け腰抜けにしたのは誰なんだ?学校施設に?耐震化などを想定しての一般論でしょうが、次元の違うことを一緒くたにしてお金は有効に使いましょうよなんて正論言うばかり。いつもの思考回路くぐった、自販機論議でした。知事が少々逆らった所でこの60年に築き上げた体制は揺るがないわという自負でしょうか。世論はそうでもないと思うんですがね。
 
コメント
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