柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

リアルさ

2006-03-17 08:37:25 | Weblog
韓国強いですね。王監督の言うように個々の技量の差はないのでしょうが、執念がどうのこうのという次元の違うすり替えでなく、十回真剣勝負すればおそらく八回は負ける程の差があるように思いました。さて、アメリカ戦はジャッジに負けたということになっています。あんなことは日本のプロ野球でも高校野球でも往々にしてあることじゃないのでしょうか。王監督はあんなことは許されない日本では考えられないことというニュアンスで怒りを表していましたが、私のような素人が見ればありがちなことと思いましたし、その後韓国がその米国に圧勝したのを見るにつけ、あれれぶさいくなことと思ってしまうのです。で、韓国戦も今江の落球と藤川の米国戦に続く救援失敗が敗因と決めつけるような報道です、王監督の所為じゃないよ、イチローも怒っているよと。もう、その場その場の鬼探しでなく、執念などという言葉で誤魔化すのではなく、根本的に抉るべきなのではないでしょうかね。勝てば相手を侮らんばかりの過大賛辞、負ければ一所懸命やったのだから仕方ない、結果よりプロセスだなどど慰めの言葉の雨霰。ぶざまな負け方しても、感動をありがとうなどと間抜けた評価を受けるものだから、やっている選手までが楽しめましたからなんて戯言を平気で口にする。日本人というのは、こんなに幼稚で恥知らずな民族でしたかねぇ。ま、それはさて措き、敗因はズバリ侮りです。アメリカ様ばかりを上座において、韓国をはじめとして他のアジアの国々や中南米の国々を侮っているのです。いつまでも10年前20年前のように思っている、というか現実を見ようとしていないのです。きっとそうです、これも悲しいかな日本人の特性じゃないでしょうか。リアルじゃないんです。韓国があんなに強いって、みなさんご存じでしたか?全然マスコミが報道しなかったでしょう?松井やイチロー級の選手が韓国の方に多くいたということですよ、なぜそこを見ようとしないのですかねぇ。それはきっと一切外に出ることを禁じていた日本のプロ野球機構の旧態依然さ頑迷固陋さに因を求められましょうし、日本人独特の根拠のない実質を全く伴わない優越意識が横たわっているからとも言えましょうか。もっとリアルに物事を剔るべきなのです。日韓の差は執念の差などではないです。と、世界の王さんの言葉に一介の民草が噛みついてみます。ううむ、身の程知らず、でしたか。
コメント
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