先日、少し海外取材に出かけていたのですが、その出先のBIOワインの試飲会場で、
オランダのワイナリーのスパークリングワインを見つけたので、試飲してきました。
展示会の最終日の夕方とあって、出展者は早々に引き上げた様子でしたが、ブースにワインがあったので、セルフで試飲させてもらいました。
いくつかワインがあった中で、スパークリングワイン3アイテムが気になりました。
品種はよくわかりませんでした。
造られている場所、エリア、製法もわかりませんが、ひとまず試飲あるのみ。
一つわかっているのは、BIO認証を取っているワインだということです。
飲んでみると、味わいはいずれも辛口です。
複雑味を味わうタイプというより、軽快で繊細、スタイリッシュなスタイルのスパークリングワインだと思いました。
(左)Belle de Colonjes Brut/(中)Belle de Colonjes Rose Brut
Biologische Wijnhoeve de Colonjes (Groesbeek, Netherlands)
このワイナリーBiologische Wijnhoeve de Colonjesはオランダで大手らしいようです。
ロゼはPinotinという品種(1991年にスイスで交配誕生した黒ブドウ品種)で、瓶内二次発酵10カ月で造られています。
左の白の方は、品種はわかりませんが、おそらく白ブドウのハイブリッド品種だと思われます。
Colonjesワイナリーのある場所は、オランダのGroesbeek グレーズベークというところで、ロッテルダムの約120km東方です。
ドイツを流れるライン川はロッテルダムで北海に注がれますが、そのライン川が東西に流れる流域の南側にグレーズベークがあります。
Colonjesワイナリーは2001年に創業し、ハイブリッド品種を中心にブドウを植え、現在の畑は13ha。
ビオで育てていて、今やオランダ最大のオーガニックワイナリーだとか。
右)Zonneklaar Brut (Groesbeek , Netherlands)
右端のワインは違うワイナリーBiologische wijngaard Zonneklaarのものでした。
車で3分ほどの距離のお隣さんのようです。
瓶内二次発酵18カ月で、使用ブドウは、ソーヴィニヨン・グリとヨハニター。
Colomjesのワインよりは、複雑味、厚みがありました。
これもBIO認証取っています。
この周辺の夏の最高気温は23度、夜間は12度くらいまで下がります。
もっと寒い場所かと思ったら、そうでもないですね。
この周辺は、第二次世界大戦の戦場になったそうで、それが今ブドウ畑になっています。
2017年には、グレーズベークは、オランダのブドウ栽培センターのホスト地になったようです。
オランダのワイナリーは、会場ではこのブースひとつだけでした。
Colonjes周辺にはいくつかワイナリーがあるようで、ちょっと興味が湧いてきたので、そのうち訪問してみても面白いかもしれないと思っています。