梅雨入りし、ムシムシ&ジメシメの季節となりました。
ようやく週末ですし、シュワッーと爽やかなスパークリングワインでも飲んでほっとひと息つきたいところですね。
そこで今日は、イタリアの高品質スパークリングワインを紹介しましょう
スパークリングワインといっても多種多様、ピンからキリまでありますが、
イタリアの最高のスパークリングであり、フランスのシャンパーニュ的存在なのが、
ロンバルディア州の DOCGフランチャコルタ です。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられ、お値段もシャンパーニュ並みの高級品が揃います。
もちろん、その中でも色々ありますが、
選ぶポイントは、Erbusco (エルブスコ)という産地です。
西のミラノまでは約80km、東のベネツィアまでは約150kmの位置にあり、フランチャコルタ全体では約250haの畑がある中、エルブスコはたった5%ほどの丘状の地域です。
エルブスコから北15kmのところにはIseo(イセオ)湖があるため、北から南への風の流れが1年中あること、土壌が氷河期の堆積層であること、丘の南から西向きの斜面に畑があることから、エルブスコの丘は他よりも優位性のある土地といわれています。
そのため、フランチャコルタの著名な生産者は皆このエルブスコに集まっていますので、フランチャコルタを選ぶ際にはぜひこの生産地名をチェックしてくださいね。
エルブスコの生産者のひとつが、
過日、来日した CAVALLERI (カヴァッレーリ) です。
600年の歴史を持つカヴァッレーリ家のジョヴァンニ・カヴァッレーリ氏(2005年没)がワイン事業を1980年に継承して以来、家族経営でワインづくりを行っている小規模生産者です。
現在はジョヴァンニ氏の娘さんたちが引き継ぎ、さらにその下の孫世代に受け継がれようとしています。
今回来日したディレッタさん(Diletta Cavalleri)はジョヴァンニ氏の孫娘(左)。
将来の経営者となるべく、現在は醸造とマーケティングに力を注いでいます。
ディレッタさんを支えるのが、1981年よりカヴァッレーリに従事しているアルドさん(Aldo Pagnoni)で(右)、彼の働きにより、カヴァッレーリが3大フランチャコルタ(カヴァッレーリ、ベッラビスタ、カ・デル・ボスコ)の一角を担うまでに発展したといいます。
カヴァッレーリのフランチャコルタの特徴は 「シャルドネ」 にあります。
所有するフランチャコルタ用ブドウの畑のうち、37haがシャルドネ、1.5haがピノ・ネロで、ピノ・ネロはロゼにのみ使われます。
(スティルワインも少量つくり、カベルネやメルロを5haほど所有)
右)Franciacorta Blanc de Blancs Brut NV
左)Franciacorta Blanc de Blancs Collezione Brut 2002
この2つはどちらもシャルドネ100%。
ステンレスタンク発酵ですが、バリック樽と大樽で発酵&熟成したキュヴェを、右は10%、左は20%加えています。
バリック樽といっても、かなり古い樽のみを使っています(酸化目的)。
瓶内二次発酵の期間は、右は24カ月、左は48カ月。
(NVの場合、フランチャコルタは18カ月、シャンパーニュは15カ月以上)
カヴァッレーリでは、シャルドネの味わいをより熟した感じにするため、瓶熟成を長くしているといいます(上のブリュットは2カ月、コッレツシーネ・ブリュットは6カ月)。
Blanc de Blancs Brut NVは香りは甘いものの、飲むと少しビターなニュアンスがあります。シャルドネらしい軽快さもあり、透明ボトルの美しさとあいまって、エレガントなスタイルのワインです。
Blanc de Blancs Collezione Brut 2002は、8年も経とうとしているのに、酸が非常にしっかりと残り、ミネラル感も強いので、骨格がガッシリとしています。これはまだまだ熟成しますね。
右)Franciacorta Collezione Rose 2002
左)Franciacorta Au Contraire Pas Dose 2001
右のロゼには、1日だけスキンコンタクトしたピノ・ネロが30%使われています。
左にもピノ・ネロが30%使われていますが、こちらのワインの色は白です。
瓶内二次発酵の期間は、右は48カ月、左はなんと70カ月!
ロゼはジューシーでふくよかで、旨味があります。
食べ物と一緒に飲んでもよく合い、これは非常に使い勝手がいいですね
オー・コントレール・パス・ドセは、2001年のピノ・ネロが非常にいい出来だったことから、この年に初めてつくったという特別品(3333本)。
ミネラル感が強く、コクがあり、香ばしさもあり、個性的で面白いと思いました。
カッヴァッレーリのフランチャコルタは以前からずっと贔屓にしてきましたが、今回は4アイテムを並べて比較する素晴らしい機会に恵まれ、改めてそれぞれの特徴を捉えることができました。
個人的には、改めて飲んだロゼがとても気に入ったので(色も美しかった)、またぜひゆっくりと味わいたいですね
ボトルがエレガントなのも素敵です
(輸入元:大榮産業)
ようやく週末ですし、シュワッーと爽やかなスパークリングワインでも飲んでほっとひと息つきたいところですね。
そこで今日は、イタリアの高品質スパークリングワインを紹介しましょう
スパークリングワインといっても多種多様、ピンからキリまでありますが、
イタリアの最高のスパークリングであり、フランスのシャンパーニュ的存在なのが、
ロンバルディア州の DOCGフランチャコルタ です。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられ、お値段もシャンパーニュ並みの高級品が揃います。
もちろん、その中でも色々ありますが、
選ぶポイントは、Erbusco (エルブスコ)という産地です。
西のミラノまでは約80km、東のベネツィアまでは約150kmの位置にあり、フランチャコルタ全体では約250haの畑がある中、エルブスコはたった5%ほどの丘状の地域です。
エルブスコから北15kmのところにはIseo(イセオ)湖があるため、北から南への風の流れが1年中あること、土壌が氷河期の堆積層であること、丘の南から西向きの斜面に畑があることから、エルブスコの丘は他よりも優位性のある土地といわれています。
そのため、フランチャコルタの著名な生産者は皆このエルブスコに集まっていますので、フランチャコルタを選ぶ際にはぜひこの生産地名をチェックしてくださいね。
エルブスコの生産者のひとつが、
過日、来日した CAVALLERI (カヴァッレーリ) です。
600年の歴史を持つカヴァッレーリ家のジョヴァンニ・カヴァッレーリ氏(2005年没)がワイン事業を1980年に継承して以来、家族経営でワインづくりを行っている小規模生産者です。
現在はジョヴァンニ氏の娘さんたちが引き継ぎ、さらにその下の孫世代に受け継がれようとしています。
今回来日したディレッタさん(Diletta Cavalleri)はジョヴァンニ氏の孫娘(左)。
将来の経営者となるべく、現在は醸造とマーケティングに力を注いでいます。
ディレッタさんを支えるのが、1981年よりカヴァッレーリに従事しているアルドさん(Aldo Pagnoni)で(右)、彼の働きにより、カヴァッレーリが3大フランチャコルタ(カヴァッレーリ、ベッラビスタ、カ・デル・ボスコ)の一角を担うまでに発展したといいます。
カヴァッレーリのフランチャコルタの特徴は 「シャルドネ」 にあります。
所有するフランチャコルタ用ブドウの畑のうち、37haがシャルドネ、1.5haがピノ・ネロで、ピノ・ネロはロゼにのみ使われます。
(スティルワインも少量つくり、カベルネやメルロを5haほど所有)
右)Franciacorta Blanc de Blancs Brut NV
左)Franciacorta Blanc de Blancs Collezione Brut 2002
この2つはどちらもシャルドネ100%。
ステンレスタンク発酵ですが、バリック樽と大樽で発酵&熟成したキュヴェを、右は10%、左は20%加えています。
バリック樽といっても、かなり古い樽のみを使っています(酸化目的)。
瓶内二次発酵の期間は、右は24カ月、左は48カ月。
(NVの場合、フランチャコルタは18カ月、シャンパーニュは15カ月以上)
カヴァッレーリでは、シャルドネの味わいをより熟した感じにするため、瓶熟成を長くしているといいます(上のブリュットは2カ月、コッレツシーネ・ブリュットは6カ月)。
Blanc de Blancs Brut NVは香りは甘いものの、飲むと少しビターなニュアンスがあります。シャルドネらしい軽快さもあり、透明ボトルの美しさとあいまって、エレガントなスタイルのワインです。
Blanc de Blancs Collezione Brut 2002は、8年も経とうとしているのに、酸が非常にしっかりと残り、ミネラル感も強いので、骨格がガッシリとしています。これはまだまだ熟成しますね。
右)Franciacorta Collezione Rose 2002
左)Franciacorta Au Contraire Pas Dose 2001
右のロゼには、1日だけスキンコンタクトしたピノ・ネロが30%使われています。
左にもピノ・ネロが30%使われていますが、こちらのワインの色は白です。
瓶内二次発酵の期間は、右は48カ月、左はなんと70カ月!
ロゼはジューシーでふくよかで、旨味があります。
食べ物と一緒に飲んでもよく合い、これは非常に使い勝手がいいですね
オー・コントレール・パス・ドセは、2001年のピノ・ネロが非常にいい出来だったことから、この年に初めてつくったという特別品(3333本)。
ミネラル感が強く、コクがあり、香ばしさもあり、個性的で面白いと思いました。
カッヴァッレーリのフランチャコルタは以前からずっと贔屓にしてきましたが、今回は4アイテムを並べて比較する素晴らしい機会に恵まれ、改めてそれぞれの特徴を捉えることができました。
個人的には、改めて飲んだロゼがとても気に入ったので(色も美しかった)、またぜひゆっくりと味わいたいですね
ボトルがエレガントなのも素敵です
(輸入元:大榮産業)
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