久しぶりのカップ酒の飲み比べです。
前回は「カップ酒を飲み比べーその7(吉乃川/かっぱデミタス100/澤ノ井)」
今回は、先日のイオンの会津フェアで入手した会津のカップ酒2つを飲み比べました。
開当男山(開当男山酒造) 金紋 会津(会津酒造) 各180ml
どちらも福島県南会津郡南会津町の酒造会社で、最寄の大きな町は会津田島。
マップで調べると、2社は車で5分ほどの距離にありました。
ご近所付きあいがありそうですね。
まずは「開当男山」
会津田島で、14代300年にわたって酒造りを行なう蔵元だそうです。
読みは「かいとうおとこやま」。
飲む前に気になるのが、ラベルの電車の絵柄。
以前のラベルを調べると、別の電車のデザインでした。
電車好きの方は、見ただけですぐにわかるのでしょうけれど、私にはさっぱりわかりません(笑)
電車の絵柄にしているのは、電車の車内で飲んでほしいからとか、でしょうか?
もうひとつ気になったのが、材料に書かれている「糖類」の文字。
日本酒って、糖類添加をするものなんでしたっけ?
色々と気になりつつ、まずは冷蔵庫で冷やして飲んでみました。
すいすい飲めますが、私には少し雑味が気になりました。
だんだん温度が上がってくると、冷酒状態よりはカドが取れたように感じます。
次にお燗をして、熱燗から温度を下げながら飲んでいきます。
熱燗にすると、丸みが出て、香りも開きます。
だんだんぬるくなってきても、やわらかです。
このカップ酒は、冷たーくして飲むより、常温から熱燗くらいが私の好みでした。
続いて「金紋 会津」(きんもん あいづ)です
こちらは江戸の元禄年間に創業。
会津の古民家のエッチングがノスタルジックで、カップの形も手になじみやすかったです。
こちらも、最初は冷酒で飲んでみます。
つるつるなめらかな舌触りで、とろみがあるように感じる口当たりのよさがあります。
温度が上がって常温になると、少し香りが開いてきます。この温度もいい感じ。
いよいよ熱燗にしてみます。
熱すぎると、この酒は少しエグみが出るような気がします。
温度が下がって、ぬる燗くらいだと、香りがもっとも匂い立ちます。
こっちは、温度低めからぬる燗、がベストな温度に感じました。
2020年11月製造なので、詰めたて、でしょうか。
温度に関しては、飲む季節も大きいと思います。
熱い季節に熱燗はあまりおいしく感じないでしょうからね。
今回は、冬に近い秋(気温かなり低め)で飲み、上記の結果になりました。
温度に関しては、まず冷やしておくと、冷たいところか飲むことができ、放置しておくと、常温になります。
そのうちの半分をお燗し、飲みながら温度を探っていきます。
ぬるいと思えば、もう少しお燗するし、熱すぎると思えば、しばらく放置。
結果、違う温度帯の器が並ぶわけですが、それを飲み比べるのが、プチ贅沢な感じがするのですが、皆さんもいかがでしょうか?(笑)
開当男山酒造
福島県南会津郡南会津町中荒井久宝居785
会津酒造
福島県南会津郡南会津町永田穴沢603
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