【人工股関節置換】退院から3カ月 膝周辺が痛い理由は… から続きます
今回は「尿」の話になりますので、イヤな方はスルーしてください。
左の股関節を人工関節に置き換える手術をしたのに、左膝まわりとふくらはぎ、足首や足の甲までむくみ、内出血まであって見苦しい状態になっていましたが、術後2カ月を過ぎたあたりから、足の見た目の状態が元に戻ってきました。
退院直後の悲惨な状態
ですが、朝のうちはよくても、夕方になってくるにしたがって、ふくらはぎがどーんと太くなってくるんです。
この症状は、そう、「むくみ」です。
入院中からのむくみが、やっと引いてくれたのに、夕方になるとまたむくむ、というのはイヤなものです。
どうにかならないかと色々と調べていくうちに、「むくみ」に関連する「尿」のことが引っ掛かってきました。
入院中は、たくさん水分をとるように言われていたので、ペットボトルの麦茶などを頻繁に飲んでいました。
そのおかげで、トイレに行く回数が増え、夜間にも何回か行くようになりました。
入院前は、私は夜間にトイレに行くことはなく、いわゆる「夜間頻尿」ではありませんでしたが、入院中のトイレの回数が増えたのは、これは仕方ありません。
が、退院して家で生活するようになると、夜中のトイレに起きるようになってしまったんです。
入院時の習慣が残ってしまった?
それでも、1カ月もしないうちに、夜間に目が覚めてトイレに行くことは少なくなってきましたが、トイレに行かなくなった代わりに、朝起きた時にトイレに行ったときの尿量がとても多いんです。
入浴後、寝る前に飲んでいる水分のせいなのかと思い、夜の水分摂取を控えてみても、なんでこんなに水分が残っているわけ?とビックリするほどの量の尿が出ます。
調べてみると、尿は「むくみ」と関係があることがわかりました。
夕方になるとふくらはぎがむくむのは、体内の余分な水分がふくらはぎに下りてくるのは知っていました。
むくみが翌朝に解消されるのは、たまっていたふくらはぎの水分が血管に戻り、余剰水分が別の場所に移動するからです。その場所が膀胱で、膀胱から体外に排出されるというわけです。
口から水分を摂取していないにもかかわらず、尿がつくられてしまうのは、ふくらはぎの「むくみ」のせいだったんですね…
このしくみを知って、ようやく合点がいきました。
であれば、「むくみ」が出ないようにすればいいわけです。
もし、むくみが出てしまったら、夕食後、横になって足を心臓より高く上げて(クッションなどを使って)15分ほどそのままでいるといいそうです。
夕食後なのは、むくみが取れるには数時間かかるからだそうで、寝る直前だと効果がないため、夕食後の時間帯がおすすめだとか。
私はいま、家での自主リハビリをちょこちょこやっているせいか、むくみ自体も少なくなってきました。
それに伴い、朝起きた時にトイレに行っても、尿量はごく普通になってきました(笑)
今回は、手術後の目に見えるむくみがあったから気が付きましたけれど、これまでの生活の中では、むくみと尿の量がつながっているとはまったく知りませんでした。
そんなに水分とっていないのにトイレが近い、夜中にトイレに起きる、という方は、「むくみ」対策をしてみるといいかもしれません。
以上、今回は「尿」対策でした