ガツン!と衝撃を受けたカリフォルニアワインの生産者に出逢いました
ワイナリーの名前は Sanguis サングイス
米カリフォルニア州サンタ・バーバラの造り手です。
まず、この白ワインに驚かされました。
Sanguis Beekeeper 2013(AVA Santa Barbara)
ひとくち口に入れた瞬間、このワイン何者?!
非常に濃密で、とろりとしながら、キュッと引き締まっています。
濃縮感が半端でなく、たら~りとエキス分を抽出したかのよう。
アロマはフローラル系と完熟フルーツ系が混ざり合い、味わいも花とフルーツのニュアンスがありますが、とにかく濃い。
濃いけれど、べたっとした濃さではなく、清流のイメージを持つ濃さなんです。
構成は、マルサンヌ43%、シャルドネ25%、ヴィオニエ27%、ルーサンヌ5%で、ステンレスタンク(60%)とフレンチオーク樽(40%)で24カ月熟成されています。
アルコール度数は15.1%!
このワイン、いったい、どんな飲み方をすればいいんでしょう?
久しぶりに悩みました。。。
ワイナリーのHPを見ると、チーズフォンデュがお勧めされていました。
レモン汁をたっぷりかけたルッコラのサラダに、上質の塩とオリーブオイルをかけ、薄くスライスした洋梨やクルミやを添えたローカルチーズにも。
山羊のチーズを詰め、カボチャの花(ズッキーニの花のこと?)を添えた白いピッツアも提案されています。
たしかに、チーズは合いそうです。
※輸入元希望小売価格:8,000円
Sanguis Loner Pinot Noir R13-b 2013 (AVA Santa Rita Hills)
続いて飲んだのは、ピノ・ノワールの赤ワインです。
JOHN SEBASTIANO VINEYARDという畑からのブドウを使っています。
非常に完成度が高く、ストイック!
よくもまあ、ここまでピシッとした凝縮感のある、気高いピノ・ノワールが造れるんでしょう?アルコール度数14.3%。
造り手のイメージは、ピレネー山脈を走るトゥール・ド・フランス(有名な自転車レース)を、上空のヘリコプターから見た画像だそうです。
だから、バックラベルに鳥?
合わせるオススメ料理は、ブフ・ブルギニヨン(仏ブルゴーニュの名物 牛肉の赤ワイン煮込み)だそうです。
※輸入元希望小売価格:11,500円
Sanguis Misfit 2013 (AVA Santa Ynez Valley)
ミスフィットは、シラー89%、グルナッシュ9%、ヴィオニエ2%の赤ワインで、新樽40%のフレンチオーク樽で22カ月熟成。アルコール度数15.2%。
濃い!が第一印象。若く、タフでパワフルで、このワインに立ち向かうには、かなりのパワーが必要。もう少し寝かせておきたいかな。
合わせるのにオススメな料理は、素朴で力強いものだそうで、さもありなん。肉でなくてもいいようです。
※輸入元希望小売価格:9,400円
Sanguis Verve 2013(AVA Santa Barbara)
ヴァーヴは、グルナッシュ58%、シラー20%、カベルネ・フラン18%、ヴィオニエ4%。熟成はフレンチオーク樽で26カ月。アルコール度数15.3%。
ミスフィットと比べると、同じヴィンテージなのに、こちらのヴァーヴは味わいがこなれています。やわらかさ、複雑味、あたたかみがあり、これなら飲みやすいですね。非常によくできていて、今飲んでもおいしい。料理にも合わせやすそう。
※輸入元希望小売価格:11,000円
Sanguis Bossman 2013(AVA Santa Barbara)
ボスマンは、シラー89%、ヴィオニエ11%のブレンドの赤。アルコール度数15.3%。
スパイシー感がクッキリと出ていて、これまでで一番強くシラーを感じます。かといって、力でグイグイ押してくるパワフルさではなく、名内面から盛り上がってくるような、知的なパワフルさがあります。これもまだまだ若い。
合わせる料理も、単に力強いものではなく、少しアクセントがあり、複雑な味わい、厚みがあるものがいいように思います。
※輸入元希望小売価格:12,500円
サングイスは、ドイツ出身のマティアス・ピピッグが2004年に立ち上げたワイナリーです。
ロックミュージシャンを目指して18歳でアメリカに渡り、ロスのレストランなどで働いた後、ワインにインスパイアされ、地元ワイナリーで働きながらワインづくりを学んだ人物だそうで、愛読書は日本の「葉隠」(1700年代前半に書かれた書物)だとか。
「葉隠」は、武士としての心得が書かれているようですが、彼のワインにストイックなところがあるのは、これの影響もあるのでしょうか。
一切の妥協がなく、限界までやりつくす。
そんな印象を受けました。
カリフォルニアにはカルトワインと呼ばれるものはたくさんありますが、
サングイスは、カルトワインとは違う次元の、独特の世界観のあるワインだと思います。
エチケットデザインも彼自身がしているそうです。
ブドウは、サステーナブルな契約ブドウ農家のもののみを使います。
アルコール度数も高く、世間のトレンドに逆行している感もありますが、実際に飲むとアルコールは気にならず、とにかく、全体のインパクトが強い!
でも、イヤなインパクトではなく、ミステリアスで、惹き込まれるインパクトです。
5つのワインのうち、ミスフィットを除く4つが日本初上陸
価格は安いとはいえませんが、カリフォルニアワインとしては納得のプライス。
評価誌でのポイントも高く、メーリングリストに登録しないと買えないそうですが、現在、新規の登録は受け付けていません。
ワインをよく知った人が、にやりとしそうな生産者です。
私がサンタ・バーバラを訪問したのは10年近く前のこと。
サンタ・バーバラは観光地なので、街の中心部は賑やかです。
でも、サングイスのワイナリーは、サンタ・バーバラの街中に、看板も出さずにひっそりあるとか。
サンタ・バーバラの街はずれでは、いくつかのワイナリーを見ました。
もしかしたら、サングイスの前を通ったかもしれませんね
(輸入元:アイコニック ワイン・ジャパン株式会社)
ワイナリーの名前は Sanguis サングイス
米カリフォルニア州サンタ・バーバラの造り手です。
まず、この白ワインに驚かされました。
Sanguis Beekeeper 2013(AVA Santa Barbara)
ひとくち口に入れた瞬間、このワイン何者?!
非常に濃密で、とろりとしながら、キュッと引き締まっています。
濃縮感が半端でなく、たら~りとエキス分を抽出したかのよう。
アロマはフローラル系と完熟フルーツ系が混ざり合い、味わいも花とフルーツのニュアンスがありますが、とにかく濃い。
濃いけれど、べたっとした濃さではなく、清流のイメージを持つ濃さなんです。
構成は、マルサンヌ43%、シャルドネ25%、ヴィオニエ27%、ルーサンヌ5%で、ステンレスタンク(60%)とフレンチオーク樽(40%)で24カ月熟成されています。
アルコール度数は15.1%!
このワイン、いったい、どんな飲み方をすればいいんでしょう?
久しぶりに悩みました。。。
ワイナリーのHPを見ると、チーズフォンデュがお勧めされていました。
レモン汁をたっぷりかけたルッコラのサラダに、上質の塩とオリーブオイルをかけ、薄くスライスした洋梨やクルミやを添えたローカルチーズにも。
山羊のチーズを詰め、カボチャの花(ズッキーニの花のこと?)を添えた白いピッツアも提案されています。
たしかに、チーズは合いそうです。
※輸入元希望小売価格:8,000円
Sanguis Loner Pinot Noir R13-b 2013 (AVA Santa Rita Hills)
続いて飲んだのは、ピノ・ノワールの赤ワインです。
JOHN SEBASTIANO VINEYARDという畑からのブドウを使っています。
非常に完成度が高く、ストイック!
よくもまあ、ここまでピシッとした凝縮感のある、気高いピノ・ノワールが造れるんでしょう?アルコール度数14.3%。
造り手のイメージは、ピレネー山脈を走るトゥール・ド・フランス(有名な自転車レース)を、上空のヘリコプターから見た画像だそうです。
だから、バックラベルに鳥?
合わせるオススメ料理は、ブフ・ブルギニヨン(仏ブルゴーニュの名物 牛肉の赤ワイン煮込み)だそうです。
※輸入元希望小売価格:11,500円
Sanguis Misfit 2013 (AVA Santa Ynez Valley)
ミスフィットは、シラー89%、グルナッシュ9%、ヴィオニエ2%の赤ワインで、新樽40%のフレンチオーク樽で22カ月熟成。アルコール度数15.2%。
濃い!が第一印象。若く、タフでパワフルで、このワインに立ち向かうには、かなりのパワーが必要。もう少し寝かせておきたいかな。
合わせるのにオススメな料理は、素朴で力強いものだそうで、さもありなん。肉でなくてもいいようです。
※輸入元希望小売価格:9,400円
Sanguis Verve 2013(AVA Santa Barbara)
ヴァーヴは、グルナッシュ58%、シラー20%、カベルネ・フラン18%、ヴィオニエ4%。熟成はフレンチオーク樽で26カ月。アルコール度数15.3%。
ミスフィットと比べると、同じヴィンテージなのに、こちらのヴァーヴは味わいがこなれています。やわらかさ、複雑味、あたたかみがあり、これなら飲みやすいですね。非常によくできていて、今飲んでもおいしい。料理にも合わせやすそう。
※輸入元希望小売価格:11,000円
Sanguis Bossman 2013(AVA Santa Barbara)
ボスマンは、シラー89%、ヴィオニエ11%のブレンドの赤。アルコール度数15.3%。
スパイシー感がクッキリと出ていて、これまでで一番強くシラーを感じます。かといって、力でグイグイ押してくるパワフルさではなく、名内面から盛り上がってくるような、知的なパワフルさがあります。これもまだまだ若い。
合わせる料理も、単に力強いものではなく、少しアクセントがあり、複雑な味わい、厚みがあるものがいいように思います。
※輸入元希望小売価格:12,500円
サングイスは、ドイツ出身のマティアス・ピピッグが2004年に立ち上げたワイナリーです。
ロックミュージシャンを目指して18歳でアメリカに渡り、ロスのレストランなどで働いた後、ワインにインスパイアされ、地元ワイナリーで働きながらワインづくりを学んだ人物だそうで、愛読書は日本の「葉隠」(1700年代前半に書かれた書物)だとか。
「葉隠」は、武士としての心得が書かれているようですが、彼のワインにストイックなところがあるのは、これの影響もあるのでしょうか。
一切の妥協がなく、限界までやりつくす。
そんな印象を受けました。
カリフォルニアにはカルトワインと呼ばれるものはたくさんありますが、
サングイスは、カルトワインとは違う次元の、独特の世界観のあるワインだと思います。
エチケットデザインも彼自身がしているそうです。
ブドウは、サステーナブルな契約ブドウ農家のもののみを使います。
アルコール度数も高く、世間のトレンドに逆行している感もありますが、実際に飲むとアルコールは気にならず、とにかく、全体のインパクトが強い!
でも、イヤなインパクトではなく、ミステリアスで、惹き込まれるインパクトです。
5つのワインのうち、ミスフィットを除く4つが日本初上陸
価格は安いとはいえませんが、カリフォルニアワインとしては納得のプライス。
評価誌でのポイントも高く、メーリングリストに登録しないと買えないそうですが、現在、新規の登録は受け付けていません。
ワインをよく知った人が、にやりとしそうな生産者です。
私がサンタ・バーバラを訪問したのは10年近く前のこと。
サンタ・バーバラは観光地なので、街の中心部は賑やかです。
でも、サングイスのワイナリーは、サンタ・バーバラの街中に、看板も出さずにひっそりあるとか。
サンタ・バーバラの街はずれでは、いくつかのワイナリーを見ました。
もしかしたら、サングイスの前を通ったかもしれませんね
(輸入元:アイコニック ワイン・ジャパン株式会社)