ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

コスパNo.1の自然派ワインを見つけました!

2014-01-19 12:52:25 | ワイン&酒
オーガニック、ビオロジック、ビオディナミといった自然派ワインは、栽培や生産過程で非常に手がかかるため、やや割高になりがちなのは仕方のないこと。

でも、先日出かけた自然派ワインの試飲会で、おいしい上にお値段も手頃なワイン を見つけました!その中でも、私のイチオシが左端。


左)Bonne Peche! 2011 Ch. Aiguilloux (仏ラングドック)

シャトー・エグイユ “ボン・ペシェ 2011” は、カリニャン50%、グルナッシュ30%、シラー20%をブレンドした赤ワインです。

口にすると、ジューシーでやわらかな果実味のアタックが非常に心地よく、その後すぐに、熟成感の出はじめた出汁っぽい旨味がじゅわ~っと広がります。
キレイなタンニン、マイルドなスパイシー感、エキス分たっぷりのコクがミックスされ、なめらかでバランスのいい飲みごたえです。これはいい!

しかも、輸入元参考価格は 1400円 (税別)ですよ?
ラングドックのコルビエール地区で名高いつくり手 “シャトー・エグイユ” のワインですし、これはコスパNo.1でしょう

エチケットの絵も楽しくて気に入りました



(参考)
写真中央は Bois Moisset “Rinsotte” 2009  (ボワ・モワセ ランソット)
右端は Bois Moisset “Merens” 2010  (ボワ・モワセ メランス)

ランソット は、シラー45%、フェルセルヴァドゥ40%、デュラス15%ブレンドの赤。
色は薄めながら、熟したニュアンスがあり、うまみたっぷり。(2100円)

メランス は、シラー50%、デュラス50%の赤。
メランスはランソットよりもタンニンが豊富で、ガッチリした味わい。(2400円)

“ボワ・モワセ” はフランス南西地方ガイヤックの生産者で、今、パリの自然派ワインバーで非常に人気があります。
上で紹介した2本に加え、下記の2本も日本で飲むことができます。


左)Bois Moisset “Les Pradels”2012 右)Bois Moisset “Marguerite”2011

プラデル はシラー100%。まだまだ若々しく、タンニンしっかり。(2600円)
マルグリット はデュラス100%。ジューシーでスパイシー。(2400円)

ボワ・モワセの4本の赤ワインの中でわたしの一番のお気に入りは“ランソット”。
お気に入りが一番安い、って、嬉しいじゃないですか?(笑)

(輸入元:トロワザムール・インポート BMO株式会社)


コメント
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